北アルプス五竜岳の山小屋「五竜山荘」の評判と感想

公開日：2021年05月01日　最終更新日：2023年01月16日山小屋コメント山小屋の評判

五竜山荘データ

五竜山荘基本データ
場所	五竜岳の北東（標高2,490m地点）
宿泊料金	1泊2食12,000円、1泊夕食付10.700円、1泊朝食付10,000円素泊まり：8,500円
営業期間	6月中旬～10月中旬
収容人数	約250名
予約	コロナ前は予約なしでも宿泊できたようだが、コロナ禍においては要予約。
水場	水場なし。宿泊者は、消毒した天水が無料。（要煮沸）
テント場	あり。テント場も予約制。
消灯時間	21時
その他	個室はない。寝室は1Fはカイコ棚式で、2階は畳の相部屋。携帯電話の充電は充電器が持っている場合のみ、1時間100円。
ホームページ	https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/goryusanso.html

※データは宿泊時の情報です。最新情報は山小屋のホームページなどでご確認ください。

その他、五竜山荘の情報

五竜山荘の入口

五竜山荘の運営は「株式会社白馬館」が行っている。株式会社白馬館は、白馬山荘を筆頭に五竜山荘など7軒の山小屋と栂池高原スキー場、鐘の鳴る丘ゲレンデの経営、さらに旅行業等を営む山岳リゾート会社。

五竜山荘は、北アルプスの山小屋の中でも混雑することで有名。ちなみに、2020年度はコロナ感染症の影響で完全予約制になっており、人数調整がされていたため、それほど混んではいなかった。

五竜山荘の評判

ネット検索を中心に評判を調べてみましたが、概ね評判の良い内容ばかりでした。あと、悪い評判ではないが「混雑する」という意見も多かった。

五竜山荘のフロント

ポジティブな口コミとしては「ロケーションの良さ」「夕食のカレーが美味しい」といった意見が多かったです。

■ 五竜山荘に関するブログ

五竜山荘の感想

利用日：2020年10月2日（金）申込内容：事前に予約　一泊二食付き

五竜山荘の寝室

■ 宿泊料金は高め

北アルプスの山小屋では一般的な価格だが、北アルプス以外の一般的な山小屋の料金と照らし合わせると価格はちょい高め。

■ 展望と立地の良さ

五竜山荘は稜線上にあるため、山頂にある山小屋ほどではないが、展望はそこそこ良い。小屋前からご来光を拝むこともできます。また、山頂にある山小屋には劣るが、五竜岳まで約1時間なので、好立地です。

■ 建物は少々老朽化が進んでいる

許容範囲内ですが、山小屋は少々老朽化が進んでいるようで、山小屋内も少々薄汚れた印象を受けました。ただこれは、最近はきれいな山小屋が多くなり、目が肥えているだけで、山小屋って本来はこんな感じだと思います。

五竜山荘の夕食（名物カレー）

■ 夕食のカレーが美味しい

夕食は五竜山荘の名物カレー。他登山者の写真を見ると、本来はスコッチエッグにブロッコリーが添えられているはずだがこの日はなく、別皿でサラダにポテト、カツが付いていた。カレー自体は名物だけあってかなり美味しく、おかわりもしたのでお腹いっぱいになりました。

■ 水場はないが、無料の給水サービスあり。しかし..

稜線上にある山小屋のため水場はないが、宿泊者は消毒した雨水が無料で給水可。（原則要煮沸）そのまま飲んでみたが、消毒薬臭がかなりします。煮沸もしたが、それでも臭さはあまりとれず。コーヒーなどにすれば気にならないが、そのまま飲むには適さないレベルなので、純粋な飲料水としての用途なら、ペットボトルの購入をオススメします。

五竜山荘の朝食

■ 予約がとりにくい..

五竜山荘は、日本百名山の五竜岳に登る場合、第一候補となる山小屋のため人気が高い。コロナ禍前も、原則要予約の山小屋だったが、予約なしでも受け入れていたようで、激込みする山小屋として有名だった。2020年のコロナ禍以降は完全予約制に。完全予約制なので予約さえ取れれば、詰め込まれず快適に宿泊することはできるが、反面予約がめちゃくちゃ取りにくい..。土曜はもちろん金曜・日曜も予約がとりずらく、週末は予約開始直後に予約しないと、なかなか予約がとれません。

■ 荷物置き場の管理は各自の責任で

1Fのカイコ棚コマクサ下段が荷物置き場として、共有スペースになっていた。ここにストックやザックを置いていたが、翌朝起きたら片方のストック1本が見当たらず紛失。誰かが間違えてもっていったか、それとも盗まれたのか真相は定かではないが、共有スペースの荷物には気を付けましょう。とは言っても、財布などの貴重品ならともかく、ストックとか盗まれると自己管理にも限界があるので、ある種事故みたいなもんですが..。まあ、かたちんばで使用していたストックで、買い替えるきっかけになったので、良しとしています。