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中央アルプス空木岳の山小屋「木曽殿山荘」の評判と感想

「木曽殿山荘」データ

「木曽殿山荘」基本データ
場所 木曽殿越(空木岳と東川岳の鞍部)
営業期間 7月~10月上旬
宿泊料金 1泊2食:8,000 円、素泊:5,500 円
収容人数 約120名
予約 要予約
水場 小屋から片道10~15分ほど歩いた場所に「木曽義仲の力水」と呼ばれる水場あり。
テント場 なし
ホームページ 木曽路.com(木曽広域公式観光サイト)
その他 山小屋での水提供はなし。夕食は17:00、朝食は5:00。
※データは宿泊時の情報です。最新情報は山小屋のホームページなどでご確認ください。

その他木曽殿山荘の情報

木曽殿山荘の外観

木曽殿山荘の外観

基本は予約必須の山小屋だが、当日飛び込みも渋々受け入れていたので、体力・時間的に空木岳山頂の空木駒峰ヒュッテまで辿り着けそうにない場合など、交渉してみるのもあり。ただし、基本は予約必須の山小屋なので、歓迎ムードとはいかないので、ご承知おきを。

従業員は、管理人含む3~4名と中規模の山小屋。他サイトの情報によると夫婦経営のようだ。

木曽駒ヶ岳から縦走してくる場合「必ず始発のバス・ロープウェイに乗って下さい」と、予約時に釘をさされるらしい。

余談だが、木曽殿越という名称は、平安時代の1180年に武将「木曾義仲」が伊那攻めの際に、この峠を越えという伝承が由来。

木曽殿山荘の評判

木曽殿山荘の1階食堂

木曽殿山荘の1階食堂

ネットでのレポートだが、あまり数多く見つけることはできなかった。しかし、少ない情報ながらも評判の傾向ははっきりしており、ズバリあまり評判が良くないようだ。他登山者の情報や伝聞から見えてきた、評判の良くない主な理由は「飛び込み宿泊者への冷たい対応」と「事務的な対応」。

予約必須の山小屋に、予約なしでやってくる登山者側にも問題はあると思うが、中には15時頃到着したら「今日は込んでるので、予約の無い人は泊められない。あと1時間半歩けば別の山小屋があるのでそっちまで行ってほしい」と、宿泊拒否されたとの書き込みもあった。まあ、時間に余裕もあるし空木駒峰ヒュッテまで行けるだろうという判断だと思う。書き込みが「5ちゃんねる」だったので、投稿者は「予約しない方が悪い」という反論でボコられてました。

「事務的な対応」とも関連するが、もう少し丁寧に説明してあげれば、悪評もなくなると思うんだけど・・。

■ 木曽殿山荘に関するブログ

木曽殿山荘の感想

利用日:2017年9月9日(土) 申込内容:事前予約済み 一泊二食付き
木曽殿山荘の夕食

木曽殿山荘の夕食(おでん)

■ 食事は微妙

他プログの情報から、夕食のレパートリーは「おでん」オンリーのようだ。味は普通だが、多分レトルト。おでんは、山小屋でよく見かけるメニューだが、個人的にはあまり好きではない。朝食は、メイン料理のない朝食だった。美味しい・美味しくない以前の話かな。

■ 展望はきかない

木曽殿山荘は、木曽殿越と呼ばれる空木岳と東川岳の鞍部にあるため、展望はあまりきかない。ちなみに、自分が宿泊したとき、最も早い人で12時頃到着していたが、小屋周辺に特段見どころもないため、早着し過ぎると暇を持て余すので要注意。

木曽殿山荘の朝食

木曽殿山荘の朝食

■ 山小屋はきれい

新しい山小屋ではないが、掃除が行き届いている印象で、全体的に小ぎれい。天井も高く陽の光も差し込みやすい構造で、開放感は高め。

■ 水の無償提供はなし

山小屋で水の無償提供はないため、ほとんどの宿泊者は「木曽義仲の力水」まで水を汲みに行っていた。水場までの道はトラバース道なので、体力はそれほど消耗しないが、距離は少しある。

■ 対応は多少事務的

前評判どおりだが、対応は事務的だった。この事務的さが評判を下げている原因でもあるが、しかし管理人さんのキャラ的な要素もあるので、普通に接していればそれほど気にはならない。

他ブログの感想で、『もう少しで日の出のタイミングなのに「朝食の用意が整いました」って、もう少し日の出を待ってくれても良いのに気が利かない感じです』と書かれていたが、そういう気は使ってくれなさそう。

■ 予約内容はしっかりと伝える

一泊二食で朝食を弁当で予約したが、一泊夕食のみの予約になっていた。予約を受けたのが、管理人さんの母親らしく、最近耳が遠くなっているそうで・・。弁当はできないとのことで、小屋での朝食を追加してもらった。他ブログでも、予約したのに予約されていなかったとの書き込みがあったので、予約内容はしっかりと伝えておいた方が良い。

■ 登山者へのアドバイス

朝食中に、管理人さんが空木岳へ向かう登山者へ向けて、危険箇所などの情報を教えてくれる。ありがたい情報提供だが、自分にとってはこの情報が裏目に出てしまう。

一通り説明が終わったあとに、木曽駒ヶ岳へ向かう登山者が「木曽駒ヶ岳方面の注意点はありますか?」と個別に質問した内容を、耳にする。それは「宝剣岳を抜ける道は木曽駒ヶ岳からの登山者で渋滞する上、ロープウェイ夕方便が混雑するため、先に千畳敷まで下りて整理券を貰っておくこと」という内容。しかし、このアドバイスは的を外れており、ロープウェイで整理券は配られておらず、千畳敷から木曽駒ヶ岳への登り返しに苦しむことになる。詳細は[木曽駒ヶ岳のレポート]で。

木曽殿山荘2階の寝室大部屋

木曽殿山荘2階の寝室大部屋

木曽越えに建つ木曽殿山荘

木曽越えに建つ木曽殿山荘


■ 木曽殿山荘の感想まとめ

木曽殿山荘の評価
立地 良い 建物 良い 料金 普通
接客 普通 食事 やや悪い 水場 普通

総合 普通

個人的には、誤った情報提供でのちのちかなり苦しんだので良い印象はないのだが、それを抜きにしたら悪い山小屋ではない。多少事務的な感は否めないが、ルールや最低限のマナーを守っていれば、腹が立つほど素っ気ない対応をされることもないだろう。

食事はお世辞にも良いとは言えないので、こだわりたい人は自炊がおすすめ。

登山者は、空木岳から木曽駒ヶ岳へ向かう登山者よりも木曽駒ヶ岳から空木岳へ向かう登山者の方が多い。木曽駒ヶ岳を縦走してくる場合、予約時に「必ず始発のバス・ロープウェイに乗って下さい」と釘をさされるらしいが、宿泊した日も暗くなってから到着する登山者がいたので、そのような背景もあって釘をさしているのだろう。

それと、木曽駒ヶ岳から縦走してくる場合、東川岳から下って木曽殿山荘から空木岳へ登り返す道はかなりの急登。体力的に相当キツイはずなので、その区間の体力・時間的余裕を十分考慮した計画を立てること。恐らく、この急登を登る体力・時間が残っていないことで、宿泊予定の空木駒峰ヒュッテまでたどり着けず、木曽殿山荘に予約無しで飛び込んでくる登山者が多いと想定される。少しでも体力に不安があるなら、事前に予約して木曽殿山荘に泊まることをおすすめします。

以上、木曽殿山荘の感想でした。

空木岳・木曽駒ヶ岳登山レポート


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コメント

 投稿されたコメント

  • たけさん、こんにちは。
    はじめまして。やまみほと申します。
    いつもブログを楽しく拝見しております。
    しばらくお仕事がお忙しく山登りをお休みされていたので、一日も早い復帰を願っておりました。
    私はたけさんの緻密で丁寧な文章と、大胆でストイックな行動のミスマッチがとても面白いと思っていて、ブログのファンのひとりです。
    分岐なども細かく記録に残して頂いていて、いつか参考にして同じ山に登ってみたいと思いつつ、自分の体力で行ける範囲からかけ離れた山域だったり、タイムスケジュールだったりするので、なかなか実現しません。
    今後も一読者として楽しみたいと思っております。
    今後のご活躍、お祈りしております。
    くれぐれも怪我などされませんように。
    長々と書いてしまい申し訳ありませんでした。
    復帰されたのが嬉しかったものですから。
    次のブログ、楽しみにしていますね!

  • コメントありがとうございます。お気遣いまでいただき光栄です。もうすぐ夏も終わりですが、秋はたくさん登る予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします。今後は、ゆったりした登山もアップしていくようにしますね。

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