会津駒ヶ岳の山小屋「駒の小屋」の評判と感想
「駒の小屋」データ
「駒の小屋」基本データ | |
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場所 | 会津駒ヶ岳の山頂近く |
営業期間 | 4月下旬~10月上旬 |
宿泊料金 | 3,000円(税込)。宿泊は素泊まりのみ。(寝具付き) |
収容人数 | 28名 |
予約 | 完全予約制。(満員時は予約を断られる) |
水場 | なし。宿泊者には雨水を無償で提供。(要煮沸) |
テント場 | なし |
ホームページ | 駒の小屋ホームページ 駒の小屋のブログ |
その他 | 完全予約制のため1人1枚の布団確約。カセットコンロを30分400円で貸し出してくれる。 |
その他駒の小屋の情報
完全予約制の山小屋のため、満員だと予約できない。当初は前の週の日曜日に宿泊予定だったが、電話するとまさかの満員。日曜日だからと甘く見ていたが、定員28名の小さな山小屋のため、団体予約が入るとすぐに満員になるようだ。会津駒ヶ岳には他に山小屋がなく、テント泊も禁止されているため、駒の小屋が満員だと会津駒ヶ岳での宿泊は不可能となる。
駒の小屋はご夫婦2人で運営されている。玄関の写真からもわかると思うが、バッジ、ストラップ、Tシャツ、手ぬぐい、バンダナ等、山グッズに力を入れている印象。
夕食時の自炊室の利用は2交代制。
駒の小屋の評判
会津駒ヶ岳自体のレポートが数多くあるものの、駒の小屋にスポットを当てて詳しく紹介されているサイトは少ない。その中でも下記「山と温泉のきろく」さんのサイトは、かなり詳しく紹介されている。基本的に食事提供がない山小屋なので、それほど管理人さんと接する機会がないのも、山小屋を詳しく紹介するサイトがない理由かも。
他ブログの情報から、常連さんが多い山小屋らしい。
■ 駒の小屋に関するブログ
駒の小屋の感想
■ 料金は格安
食事提供がないため、素泊まりのみとはいえ、3,000円は格安。平地と比較しても十分安い。
■ 自然体でニュートラルな接客
駒の小屋の従業員はご夫婦2人のみで、良い意味で非常に自然体でニュートラルな接客で好印象。夕食時の自炊室の利用時間を前半と後半間違えてしまったときなど、快く後半に変更していただき、威圧的な言動や態度などは全くありませんでした。
■ 山小屋はきれい
そんなに新しい山小屋ではないと思うが、小屋内はきれい。日中は2階の寝室に陽の光が差し込んでおり、雰囲気も明るかった。
■ 山小屋はやや狭い
山小屋の収容人数は最大28名なので、小屋自体広くはない。2階が2部屋に別れて寝室になっているが、屋根が三角形のため三角形の内角部分に寝床が割り当てられると、ちょっと閉塞感を感じる。
■ 立地と景観の良さ
山頂ではないが、会津駒ヶ岳の山頂まで約10分という立地の良さ。また、小屋前からご来光を拝める点や、池塘や湿原の広がる景観の良さもプラス要因。
■ 自然の水場はないが、雨水を無償で提供してくれる
宿泊者には雨水を無償で提供してくれる点は有り難い。ただし要煮沸。飲み水ではなく沸騰させて使う料理用前提だと思うが、清潔感があるとは言えないポリンタンクに入っていたので、抵抗を感じる人もいるかも。
■ 駒の小屋の感想まとめ
駒の小屋の評価 | |||||
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立地 | ![]() |
建物 | ![]() |
料金 | ![]() |
接客 | ![]() |
食事 | – | 水場 | ![]() |
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総合 | ![]() |
評価が物語っているように、とても良い山小屋だと思う。常連さんが多いという事も頷ける。特に料金面はこれまで宿泊した山小屋の中でも超割安。「こんな価格で良いの?」と余計な心配をしてしまうほど価格は安い。
あえて言うなら小屋がもう少し大きく広ければ有り難いが、でもこれは仕方ないところ。
会津駒ヶ岳は、無雪期なら高すぎず低すぎずの適度な難易度なので、親子登山や女性にも向いている。そんな、子供や女性に対しても安心して泊まれる山小屋。日帰りする登山者も多いと思うが、駒の小屋で宿泊してゆったりとした時間を過ごすのもオススメです。
会津駒ヶ岳には他に避難小屋も含めて宿泊できる施設はないため、そういった意味でも貴重。
以上、駒の小屋の感想でした。
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