北アルプスの大天井岳の山小屋「大天荘」の評判と感想
大天荘データ
大天荘基本データ | |
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場所 | 大天井岳山頂付近。徒歩10分弱ほどの場所。 |
宿泊料金 | 1泊2食:11,000円、素泊まり:7,500円 ※学生割引あり |
営業期間 | 6月下旬~10月末 |
収容人数 | 定員200名 |
予約 | 原則要予約 |
水場 | 湧水を400mほどポンプで上げており宿泊者は無料。 |
テント場 | 約50張。1名:1,000円 |
消灯時間 | 部屋は20:00、1F談話室と食堂は21:00。 |
割引制度 | 大学生:500円、高校生:1,000円、中学生:3,000円引き、小学生:4,000円引き |
その他 | お弁当:1,100円、個室あり、談話室あり。 |
ホームページ | https://www.enzanso.co.jp/daitenso |
※データは宿泊時の情報です。最新情報は山小屋のホームページなどでご確認ください。
その他大天荘の情報
夕食のメイン料理を魚か肉、選べるサービスあり。自分のときは、鯖味噌かハンバーグだったが、大半の登山者がハンバーグ(肉)を選んでいた。
朝食は宿泊者数に応じて4時15分から先着順で何回かにわけて提供される。自分のときは確か4時15分から1時間おきに3回だったと思うので、多くの登山者が4時15分に並んでいた。先着順なので、もれてしまうと次に回され、出発も1時間遅れることになるので要注意。ちなみに4時前ぐらいには長蛇の列ができていた。
燕岳の燕山荘、合戦小屋、槍ヶ岳のヒュッテ大槍など同じ燕山荘グループが運営している。表銀座の中間地点にある山小屋のため、スタッフも大所帯。学生アルバイトも含めて10名弱ほどいたと思う。
大天荘の評判
北アルプス表銀座のルート上にある山小屋なので、情報は溢れていると思っていたが、意外と少なく、口コミサイトを中心にリサーチしました。調べたところ、ネットでの評判は良い評判ばかりでした。
そんな中でも、ポジティブな口コミとしては「ロケーションが良い」「景色が良い」「小屋がきれい」という意見が多かった。ちなみに、ランチ営業も行っており「インディアンカレーランチ」が美味しいという口コミも見受けられた。
■ 大天荘に関するブログ
大天荘の感想
■ 宿泊料金は高め
北アルプスの山小屋では一般的な価格だと思うが、一般的な山小屋の料金と照らし合わせると価格はちょい高め。
■ 接客対応は良い
接客対応は下界の宿泊施設と同程度に良い。燕山荘グループは複数の山小屋を運営しているので、組織として統制がとれていて教育も行き届いているのかも。大天井岳の反対側には大天井ヒュッテもあり、競争原理が働いていることも要因の1つかと。
■ 食事はそこそこ美味しい
夕食の料理は肉と魚から選べる点が特徴。自分はハンバーグを選択したが、美味しかったです。山小屋の食事という前提では、十分なクオリティで、不満はありません。
■ 全体的にこぎれい
新しい山小屋ではないと思うが、掃除が行き届いているためか、小屋内はきれいだった。特にトイレはめちゃくちゃ清潔感のあるトイレだった。
■ 寝床は詰め込まれる可能性あり
寝床はいわゆる山小屋では定番の蚕棚。自分は上段だったが、人が少なければ全然問題ない広さ。しかし、自分が宿泊した日は、6名ぐらいのスペースに8名ぐらい詰め込まれたので、少々窮屈だった。まあ、北アルプスの山小屋なので、これぐらい当たり前なのかもしれないが。
■ 談話室は広くて快適
談話室は旧館にあり、もともと食堂として利用されていたスペースのようで、広々としていて快適。また夕食後は、食堂が「ランプの喫茶室」になり、山小屋のムーディーな雰囲気を楽しめる。
■ 生ビールが美味しい
北アルプスでは他の山小屋でもあるのかもしれないが、生ビールを販売していたのは感動。しかも800円と許容範囲内の価格だし。山で飲む生ビールは、普段の数十倍美味しく感じた。
■ 大天荘の感想まとめ
大天荘の評価 | |||||
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立地 | ![]() |
建物 | ![]() |
料金 | ![]() |
接客 | ![]() |
食事 | ![]() |
水場 | ![]() |
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総合 | ![]() |
料金面以外はすべて平均以上の評価で、ネットでの口コミと同様の感想だった。
ただし、評価に反映していないが、許容範囲内とはいえ寝床を詰め込まれたので、快適といえる状況ではなかった。北アルプスでかつ、人気の表銀座コース上にある山小屋なので仕方ないのかもしれないが..。料金面も同様に北アルプスの相場的には妥当な価格だと思うが、評価的にはこうなってしまう。
以上、大天荘の感想でした。
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