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低山日帰り編!初級者向けの登山用品一覧・必需品リスト

日帰り登山イメージ

このブログでは、登山をこれから始める人向け、または登山に初めて行く人向けに、独自の経験と偏見から日帰り登山用品の必需品リストを紹介します。

自分もそうでしたが、登山を始める際に最も困ったのが、どのような登山用品を揃えれば良いのかわからなかったこと。「晴れ予報なのにレインコート必要?」「衣服は全部登山用買う必要あるの?」とか、疑問だらけでした。その経験を踏まえて、独断と偏見により選定しました。

今回は低山日帰り編。関東でいうと、高尾山、筑波山、御岳山、大岳山、武甲山、金時山といった1,000m前後で、気軽に登れる山を想定としている。なお、ケーブルカーで昇り降りする場合は以下の限りではない。

低山の日帰り登山!

必須登山用品

登山用品 説明
ザック 単発で天気も良い低山日帰りならハイキング用(いわゆるリュック)でも可。 今後も登山をするなら登山専用がおすすめ。低山の日帰りなら15~25Lぐらいだが、大は小を兼ねるので20L以上がオススメ。20L前後のザックなら5千円~1万円ぐらいで購入可能。
登山靴 日帰り低山ならトレッキングシューズで十分。また、天気が良ければ最悪スニーカーなど運動靴でも可。サンダル、ヒールのある履物などは論外。今後も登山をする前提で登山専用靴を買う場合、安物買いはNG。履き心地を再優先すべきなので、必ず試し履きをし、ショップ店員に相談しながら買うのがベスト。本格的登山靴は、概ね2万円以上するが、1度買えば、かなり長い期間使えるアイテムなのでケチらない方が良い。
インナーウェア 高くなくても良いので、必ず速乾性素材のインナーを買うこと。速乾性素材にも、ポリエステル、ポリプロピレン、メリノウール、など様々な素材があり値段も2千円~1万円ぐらいまで。素材の着心地は好みや相性がある。登山用品店ならインナーでも試着ができるので、試着して購入するのがベスト。デザインやメーカーにこだわらなければユニクロやGUなど2千円前後で販売している。普段着によく使用される綿素材はNG。
アウターウェア 真夏でもアウターウェアは必須。山頂は風が強く、真夏でも寒いことがある。レインコートの上着を代用しても良い。季節によって2枚、3枚と重ね着用のアウターウェアも必要となるが、肌に直接触れるインナーでなければ、必ずしも登山用でなくてもよい。
ズボン 4,000円~1万円ぐらいで買えるので、登山用のズボンを購入するのが無難。ただし、低山日帰りなら、登山用以外の動きやすいズボンでも代用可。当然ながらジーパンはNG。
タオル 装備品以外の中でも、特に重要な必需品。湿ったり、登山中に落としたりした時用に、日帰りでも2、3枚あると便利。忘れると道中汗で不快感極まりない登山になること間違いなし。
ライト 懐中電灯でも良いので、万が一に備えて持参。最悪の場合、生死を分けるアイテムとなる。ヘッドランプが望ましいが、登山道が整備されているコースであれば、懐中電灯でも可。なお登山用のヘッドランプでも3千円前後だせばそれなりのモノが買える。
携帯電話 都心に近い低山の場合、電波を受信することも珍しくないので、緊急時に備えて持参する。
ゴミ袋 ゴミを持ち帰るための必需品。
ティシュペーパー 何かと重宝する。ポケットティッシュでも良いが、山で料理する場合は、トイレットペーパーが便利。
行動食 量や種類は好みに応じる。
超が付く重要必需品。登山口や最寄り駅での購入でも可。どれぐらい量を持参するかは山やコース、時期により要検討。持参する量を誤ると、脱水症・熱中症・熱射病など、生死に関わる可能性もある。

持参が望ましい登山用品

登山用品 説明
レインコート アウトドア用のものであれば3,000円ぐらいのレインコートでも良い。ただし、100均など超安物買いはNG。天気予報が晴れなら持参しない選択肢もありだが、夏なら夕立ちなどもあり、万が一の時は低体温症など生死を分けるアイテムのため、できれば持参が望ましい。良いものは通気性、収納性、などの面でメリットがあるので、今後も継続的に登山をするなら、ゴアテックスなど質の良いものを買っておくのも有り。
地図 人気の山であれば、管轄市区町村がインターネットで公開している簡易的な地図でも可。ただし、地図には標準コースタイムが載っておりスケジュールを組む時に便利な事と、万が一の時を考えると、ケチらず都度購入が望ましい。あと、長い距離の縦走などの場合は購入必須。地図は山と高原地図が有名で、1つの地図で周辺の山3~4つほど掲載されており、値段は1,000円前後。アマゾンや登山用品店、大型の書店などで購入できる。
バンドエイド、薬 山で怪我はつきもの。バンドエイドは場所も取らず、自宅にあるものなので、持参が望ましい。薬は任意で”あれば安心”程度のもの。自分は携帯用正露丸を持参しており、山小屋宿泊時に1度だけ使ったことはあるが、日帰りならば必要性は下がる。なお薬で持参するなら、腹痛や頭痛に効く薬あたりが候補。

任意で持参する登山用品

登山用品 説明
手袋 持参は好みによる。自分はあまり使わないが、冬は防寒用として持参している。防寒目的なら軍手でも良い。
帽子 好みによるが真夏は必須。タオルで代用しても可。個人的に、登っているときはうっとおしいので被らず、山頂の防寒用として持参している。
多機能ナイフ 山で料理をしないなら、あまり出番はないかも。
ペットボトルホルダー 好みによるが腰に付けると、ブラブラするので、それが嫌な人はザックのサイドネットなどでも代替可。ただし、ザックを下ろさず手が届くことが条件。どのような手段でも良いが、毎回ザック下ろして、水を取り出さないと水が飲めない状況だけは避けること。
滑落事故や遭難でもしない限り使うことはないが、安くて軽いので、念のため持参して損はないレベル。買うなら100円ショップでも良いが、大きな音が出るものを買うこと。
ガイドブック 山では「せっかく行ったのに見どころ見落とした!」ということが結構ある。何気ない岩、風景にも由来や歴史があったりし、それを知って登ると登山が数倍楽しくなる。山と高原地図を購入すれば、地図と一緒にコース紹介を兼ねた小さなガイドブックが付いてくる。地図とセットで持参すれば、行きのバスや電車の暇つぶしにもなり一石二鳥となる。
ペン 目的を持って持参するものではないが、たまに使う。なくてもたいして困らないが、自宅にあり軽いので、念のため持参する程度。
カメラ 趣味に応じて持参。

状況に応じて持参する登山用品

登山用品 説明
調理用品 食事ができる茶屋などがなく、食事を作るなら必要。茶屋がなくてもお弁当、パンなど持参している場合は不要。 代表的な調理用品である、ガスバーナー、ガス、カトラリー、クッカーセット、カップの全ての購入を想定すると、1人用なら1万円~2万円弱ほどで揃えられる。
軽アイゼン 残雪期なら持参が必要。山と時期により判断。場合によっては生死を分けるアイテムとなる。 専門品として購入する必要があり、また持参しても使わないことが多々あるので、持参するかどうかの判断が難しいアイテム。冬山登山ではなく残雪程度の雪を想定すると、4本爪と6本爪のどちらか。とりあえずの間に合わせで良ければ4本爪で、今後も登山をするなら6本爪がおすすめ。4本爪なら、2~4千円、6本爪なら4~6千円ぐらいで買える。
ザックカバー 低山の場合、雨予報でなければ持参する必要性は低いが、逆に雨予報なら必需品となる。ザックカバーがないと、ザックはおろか中のものまでビショビショになる可能性あり。ザックに携帯、カメラなど入っていた場合、最悪故障の原因にもつながる。たかがカバーに2、3千円するので、100均で売っている自転車のカゴカバーなどを代用しているケースもあるが、手間を考えると買った方が早いと思う。サイズがあるので、購入する際は必ずザックのサイズを確認して買うこと。最近のザックにはザックカバー内蔵タイプも増えているのでザックを購入していないならザックカバー内蔵を買うのもあり。
折りたたみ傘 傘は風に弱いので山に不向きのように思えるが、低山なら下手なレインコートよりも便利なときもある。最悪レインコートが用意できなければ、折りたたみの傘を持参するのも有り。
カイロ 遭難時に役立ったアイテム1位がカイロ。冬なら必須。
虫除けスプレー 夏など虫が多い時期で、気になる方は持参。ヤマビルなどが出る山もあるので、登る山によっては必需品になることも。
登山用品

何でもかんでも必需品として案内しているサイトもあるため、独断と偏見により、必要最低限のものに抑えた。低山で雨や雪などの心配がなければ、必需品だけでも十分対応可能。
山の天気は変わりやすいというが、登る山にもよる。首都圏に近い低山であれば、予報は外れにくいので、ガンガン晴れているにも関わらず、わざわざレインコートを持参する必要性は低い。ただし、夏場は夕立があるので、季節など状況によって持参が望ましい。
都会に近い低山でも、遭難死亡事故が起きてる事実もあるので、特に女性やシニア、体力に自信のない方は緊急時の用品も持参することを心がけた方が安全。

荷物は性格に依存する

荷物は、時期や天候、年齢、経験、体力、性格などによって変わるが、特に持参する用品に最も影響を与える要因は「性格」。任意の用品をどこまで持参するかは、この性格が大きく影響する。やたらたくさんのお菓子を持参する山ガールや、お酒やビールをたくさん積めこんで登るおじさんなど、人によって好みも出てくるので、そのあたりは個人の判断にお任せ。例えば自分の場合、一眼レフカメラは必須。コンデジにすれば荷物の負担が軽くなると思うけど、そこはこだわりたい部分。

低山の場合、荷物はほどほどで

不必要なものを持参しすぎると荷物も重くなるし、そもそも用意するのにお金もかかる。最低限のものしか持参しないと、万が一の時に怪我や遭難につながるリスクが高まる。 低山登山のポイントは、ほどほどであることと。低山日帰りの場合、事故・遭難リスクも低いので持参するアイテムは最低限よりの落とし所で問題ないと思う。ただし、安くて軽いものはなるべく持参することをお勧めする。

靴、ザック、インナーウェア、ズボンは登山の最初から最後まで、一時も離れずにお付き合いするアイテムなので、それなりのものを揃えることをオススメする。特に今後も継続して登山する予定の人は。 単発登山の場合でも、最低限登山中に不快を感じない程度のものは必須。動きにくい、汗が乾かないなどなると、不快感が増して楽しい登山も台無しとなる。

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