大峰山
大峰山は大和アルプスの異名をもつ、北は奈良県吉野から南は和歌山県の熊野まで、紀伊山地の中央を南北にのびる全長50Kmほどの山脈。大峰山の中央を南北に渡り、大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)と呼ばれる、修験道の修行の道として使われてきた古道があり、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部に認定されている。
大峰山とは、広義には大峰山脈を指すが、狭義には山上ヶ岳をさす。しかし、山上ヶ岳は日本三百名山に、南部にある釈迦ヶ岳は日本二百名山に選定されているため、日本百名山の大峰山に登る場合、八経ヶ岳に登る登山者が多い。厳密に、どの山までを日本百名山として捉えるかは、議論の分かれるところでもある。なお、日本百名山を選定した深田久弥氏は、北の吉野郡天川村洞川(どろがわ)から登り、山上ヶ岳、大普賢岳、行者還岳(ぎょうじゃがえりだけ)、弥山(みせん)、八経ヶ岳と大峰山北部を北から南に向かって大峯奥駈道を歩いている。このことから、本サイトでは「日本百名山」の大峰山は、大峰山北部(八経ヶ岳以北)を日本百名山として捉え、北部の大峰山を形成する代表的な山、大普賢岳、稲村ヶ岳も百名山の扱いとしている。
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大峰山北部
稲村ヶ岳
大峰山
[稲村ヶ岳登山レポ]稲村ヶ岳・大日山から観音峰へ縦走登山! 大峰山縦走登山その42015年11月22日