鳥海山

鳥海山登山

鳥海山

Chokaisan

白

[鳥海山登山レポ]
象潟口コースから登り吹浦口コースで下る、猛暑の鳥海山登山

2023年8月20日(日)~8月21日(月)天候:晴れ時々曇り
鉾立口 ~ 御浜小屋 ~ 山頂御室小屋 ~ 新山 ~ 七高山 ~ 大平口 ~ 太平山荘
  • 鳥海山(ちょうかいさん)日本百名山花の百名山
  • 山形県と秋田県の境に位置する標高2,236mの活火山で、別名は出羽富士。東北地方では燧ヶ岳(福島県)に次ぐ第2位の高さを誇り、日本百名山、日本百景にも選定されている。古くから山岳信仰の山としても知られており、山頂には、鳥海山大物忌(おおものいみ)神社が鎮座しており、宿泊施設の御浜小屋、御室小屋は神社が運営している。200種類を超える高山植物の宝庫としても有名で、固有種としてはチョウカイアザミやチョウカイフスマ(どちらも絶滅危惧種)などがある。7合目には、火山活動によってできたカルデラ湖「鳥海湖」もあり人気の1つとなっている。

鳥海山の代表的なコース

鳥海山のコース案内板 鳥海山のコース案内板。
鳥海山の登山口は、東西南北すべてにあり、それぞれの登山口に対して、1コースが存在する。その中でも、シャトルバスでアクセス可能な、鉾立口、大平口の利用者が多い。
  • 西:鉾立口、大平口
  • 北:矢島口、猿倉口
  • 南:湯ノ台口
  • 東:百宅口

※利用者が少ない、南西の長坂口、万助口、二ノ滝口は割愛

代表的なコースは以下の3つ。
  • 象潟口コース登り利用人気コース!
  • 西の鉾立口から賽ノ河原、鳥海湖を経て山頂を目指すコース。登山口には、鉾立山荘、TDK小屋がある。山頂手前で、千蛇谷コースと外輪山コースとに分かれており、往路・復路でそれぞれのコースを周回する登山者も多い。
  • 吹浦口コース下り利用人気コース!
  • 太平山荘近くの大平口から、鳥海湖を経て山頂を目指すコース。御田ヶ原分岐で象潟口コースと合流する。山頂手前で、千蛇谷コースと外輪山コースとに分かれる点などは象潟口コースと同じ。
  • 湯ノ台口コース
  • 南の湯ノ台口から登る最短ルート。登山口には7・8月限定で酒田駅から乗合タクシーが出ている。登山口近くには、滝ノ小屋がある。心字雪渓と呼ばれる雪渓をトラバースしたり、外輪山の尾根歩きが楽しめるコース。
山と高原地図
鳥海山のコースが紹介されているのは、山と高原地図の「鳥海山・月山」です。地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

鳥海山の登山計画

プラン
昨年から計画していた鳥海山だが、昨年は天気の都合で北アルプスの笠ヶ岳に山行を変更したため、今年は満を持して登山計画に組み込んだ。遠征なので、今回も山小屋に宿泊する1泊2日の山行。
アクセス
まず東京からのアクセスだが、新宿・東京駅から秋田の象潟駅まで、エクスプレス鳥海号という高速深夜バスが出ている。さらに象潟駅からは、鳥海ブルーライナーという乗合登山バスが6~10月の土日祝限定で、象潟駅から大平口と鉾立口まで運行している。往路のアクセス方法はこれで即決定。しかし、問題となったのが復路。今回の山行は日・月の予定だったので、復路で土日祝限定の鳥海ブルーライナーは利用できない。そこで見つけたのが、山形県遊佐町が、7・8月限定で平日含め、遊佐駅や酒田駅まで運行している乗合タクシー。(「鳥海山乗合タクシー」で検索すると見つかる)復路はこの乗合タクシーで遊佐駅まで戻ることにした。ちなみにどちらも事前予約は必須。
コース
コースは往路は鉾立口、復路は太平口に迷わず決定。理由は、鉾立口から登る象潟口コースの方がコースタイムが少し短かったことと、下山後に太平山荘の温泉に入りたかったため。ただ、温泉に関しては、この目論見は見事に打ち砕かけれる。(詳細はレポート参照)
記録的な猛暑と水不足
2023年の夏は記録的な猛暑で、且つ鳥海山周辺含めた日本海沿いの山形県北部、秋田県南部は長く雨が降っておらず、複数の市町村で水不足となっていた。山小屋を予約する際、水場は枯れており、山小屋で提供できる無料の水もないので、必要な水は持参してくるように伝えられる。雪渓も猛暑で、残っていないとのこと。その他、新型コロナ感染症の影響を考慮して、寝具は貸出ししていないので、シュラフは持参してほしいとお願いされた。

鳥海山コースレポート

象潟駅 ~ 鉾立登山口 ~ 賽ノ河原

【5:45】高速バスで象潟(きさがた)駅に到着。
象潟(きさがた)は知らないとちょっと読めない地名。鳥海ブルーライナーの発車時刻は6時20分なので、30分の合間時間で身支度を整える。ちなみに、象潟駅にはどこから集まってきたのか、数人の登山者。見たところ、日曜日ということもあってか自分以外は全員日帰りっぽい感じ。
ポイント 車体に書かれている絵は、にかほ市象潟町生まれの版画家「池田修三」氏の作品。象潟駅前の看板や、象潟郷土資料館でも作品が展示されるなど、象潟の町を象徴するイラスト(絵画)となっている。

【6:55】鉾立登山口に到着。
鳥海ブルーライナーはマイクロバスで、乗車人数は5~6人だった。象潟駅から約40分。鉾立口の駐車場にはすでに多くの車が駐車中。日帰り登山者以外に、山中宿泊登山者の車もあるはずで、30台以上はあったと思う。

日帰り登山者は時間がないので、到着後早々に出発していくが、自分は時間があるので、ゆっくり準備して【7:12】後発スタート。ちなみに鉾立登山口は、鳥海山の五合目という位置づけ。登山口から少し登ると、鉾立展望台がある。
ポイント東雲荘(とううんそう)
TDK創立者である初代社長「斎藤憲三」氏(地元出身)の意向により、登山を通して従業員の健康増進を図ることを目的に昭和44年6月(1969年)に、山荘として建設されたもの。TDKの保養施設のため社員優先だが、社員以外にも開放されており、空いていれば一般客でも宿泊可能。
鉾立展望台は、登山口から舗装された階段を10分ほど登った場所にあり、望遠鏡も設置されている。山登り以外の人でも登れる距離で、一般の人でも景色を楽しめる。
鉾立展望台から賽ノ河原までの道は、傾斜こそ緩やかだが日陰が一切なく、かなりというか相当暑い..。しかもこの時間帯は正面から直射日光をモロに浴びるので、体力的というより暑さバテ。そしてツラいのが、鳥海山の登山道は日陰がほとんどないので、休憩していても暑さから逃れることはできない。あまりにも暑いので、葉についている朝露の水滴で顔を洗い、少しでも暑さを和らげながら歩いた。
鉾立登山口から賽ノ河原の区間で、よく見かけた花は、ハクサンシャジンオオバキボウシ(二部咲き程度)など。

【8:36】賽ノ河原に到着。
出発から1時間15分ぐらいだが、序盤で既に暑さバテ。しかも賽ノ河原も一切日陰なし。賽ノ河原の水場は事前情報通り枯れており、水場のあった痕跡すらなくカラカラの河原。

日曜日で日帰り登山者が多いため、周辺の登山者は軽装備で足取り早め。なので、賽ノ河原で長居する登山者も少ない。そんな中、山頂方面に向かう登山者の中で大きめのザックを背負っているのは、見たところ自分だけだった。

賽ノ河原 ~ 御浜小屋

10分ほど休憩していたが、周辺に登山者がいなくなってきたので、そろそろ出発。

【8:50】賽ノ河原を出発。
賽ノ河原出発直後の空は曇っていたが、それも数分だけで、すぐに陽の光が戻り、うだるような暑さに再びおそわれる。
この区間は、先の見えない斜面の道を登るので、精神的にツラい区間。引き続き、日陰はないので、暑さは変わらず..。
鳥海湖だが、"今まで見た中で最も水が少ない"という、他登山者の話声が聞こえてきた。どうやら、茶色の地面の部分が、普段は見えない湖底のようで、確かに水不足で干上がっているように見える。
ポイント鳥海湖の水量
9月頃にはさらに水が減り、地元新聞に「鳥海湖、少雨で干上がる」「鳥海湖の湖底むき出し」などの見出しで記事になっている。
暑さでかなり疲弊していたので、20分ほど休憩。宿泊登山で時間だけはあるので、急ぐ必要もないし。

御浜小屋 ~ 七五三掛

【9:50】御浜小屋を出発。
御田ヶ原を通り、七五三掛(外輪山と千蛇谷の分岐)を目指す。前半の御田ヶ原分岐までは緩やかな傾斜の道で、下りもあるなど、全体を通して体力回復ゾーン。また、御田ヶ原付近では、ハクサンシャジンが多く咲いていた。
【10:17】御田ヶ原分岐。
ココから七五三掛までは、八丁坂と呼ばれる階段状の坂道を越えなければならず、ちょっとした難所。ただ、幸いだったのは、霧で直射日光が遮られ、暑さが少し和らいだこと。まあ、それでも十分暑いんですけど..。
【10:53】七五三掛(しめかけ)に到着。
地図ではココが分岐のようになっているが、実際はもう少し進んだところにある。

「ここは外輪山・千蛇谷分岐です」と書かれた標柱のある地点。ただココも厳密には分岐ではなく、分岐は上の写真の矢印の箇所。

ココから先、千蛇谷(せんじゃだに)と外輪山のどちらを進むか決めていなかったが、千蛇谷へ向かう。理由は、谷地形の千蛇谷の方が暑さを凌げそうな気がしたためと、外輪山に登ったところで景色は望めそうになかったため。

七五三掛 ~ 千蛇谷 ~ 御室小屋

千蛇谷に進んだ直後に、まさかの雨に見舞われる。ここまで暑いと雨の方がマシのような気もしたが、ほんの数分で止んだしまった。あと、雪渓のほんの一部だが雪が残ってました。たまに雪渓から流れでる水を飲水(水場)としているケースもあるが、雪の量が少なく雪自体も汚れているので、飲水にできるような類の雪質ではなかった。

千蛇谷はU字状のきれいな谷地形。見た目には壮大な光景だが、しかし登山者にとっては鳥海山最大の難所。

アルプスのカール地形同様に、この手の谷地形はとにかくキツイ。終盤の疲れたタイミングで現れる難所だが、ココを登りきれば本日のゴール地点なので、残る体力を振り絞りながら登る。ただプラス要素としては、霧で直射日光が遮られていたこと。この難所で直射日光にさらされると地獄。あと、千蛇谷は天然のお花畑状態になっており、たくさんの種類の花が咲いていた。
ちなみに自分は宿泊で、時間に余裕はあったので、もう少しゆっくり登っても良かったと今さら思う。ただ、このときは、ココまできたら一刻も早く山小屋に到着したかったし、あと周りは日帰り登山者ばかりなので、日帰り登山者のペースに影響されてしまった感はある。
水不足で無料の水がないことは承知していたが、販売用の飲料水はすべて常温。水が貴重なため冷やす水も節約しているようだ。ただ、温かいお茶は1杯100円だった。そして唯一あった冷えた飲み物は生ビール。"もうこれは「生ビール」飲むしかない!"ってことで飲みました。今まで飲んだ生ビールの中で、1.2を争うおいしさで、まさに至福のひとときでした。
ポイント 御室小屋の感想や評判は、後日ブログにまとめる予定です。
■ 鳥海山の山小屋「御室小屋」の評判と感想

御室小屋 ~ 鳥海山の山頂 新山

15時前頃、霧が少し晴れてきたので山頂へ。この時間になると日帰り登山者はすでに山頂周辺にはいないため、人も少ない。鳥海山の山頂は岩塊になっており、岩が積み重なってできている。
御室小屋から10分ぐらいの距離でした。ただ、周辺は見えるが、遠くの景色は霧で見えない。30分ほど粘ってみたが霧は晴れそうにないため、一旦小屋に戻る。ちなみに、新山へは周回コースがあり、きた道と違う道で戻る。
ポイント新山
1801年の噴火で生じた溶岩ドームが、東鳥海山の新山として現在の山頂になっている。1801年のことだが、新しくできた山頂という意味で「新山」という名称。

ちなみに、外輪山の最高峰「七高山」の標高は2,230mなので、新山と6mの差しかない。

夕方18時過ぎ、今度こそ本当に晴れてきたので、夕焼けを見るがてらもう一度山頂に。

御室小屋 ~ 七高山

【4:00】起床。
ご来光を拝みに、新山より東側にある外輪山の七高山(しちこうさん)へ向かう。空身なので、約10分で到着。七高山には御室小屋宿泊者5名ほど。雲ひとつない絶好のご来光日和。
雲がまったくなかったので、最高のご来光でした。なお、日の出を撮影したのは厳密には七高山の山頂ピークより先に進んだ外輪山の先端。
ポイント影鳥海
朝日を浴びた鳥海山のシルエットが日本海に浮かぶ現象
影鳥海だが、七高山の山頂からは見えず、外輪山から御室小屋へ向かう分岐のあたりから見える。御室小屋外の広場からも見えたので、御室小屋~外輪山分岐までのコース上にいれば見えるだろう。なお、新山へ向かった人たちは見えなかったそうなので、影鳥海を見たいなら朝は新山ではなく外輪山へ向かうべし。
ご来光を見たあとは、朝食を食べに一旦、御室小屋へ戻る。

外輪山 ~ 御田ヶ原分岐

【6:49】再び外輪山分岐へ。
天気もよく見晴らしも良いので、予定通り外輪山コースで下山する。
ポイント溶岩ドーム
火山から粘度の高い水飴状の溶岩が押し出されてできたドーム状の地形。
この外輪山の登山道だが、一部道の細い場所もあるが、険峻な箇所や鎖場などもない。ただ早朝とはいえ、この日もやはり暑い..。昨日同様に葉っぱについた朝露で顔を洗い清涼感を得ながら歩く。
伏拝岳の先にある文珠岳をすぎるとその先は急降下して、外輪山と千蛇谷の分岐に至る。
上の写真で、薄く白いラインを引いたのが、これから歩く鳥海湖の南側の道。

御田ヶ原分岐 ~ 大平口 ~ 大平山荘

【8:23】御田ヶ原分岐に到着。
ココから往路とは異なる、鳥海湖の南側の道を歩く。北側の道もそうだったが、南側も日陰一切なし。ヤバい暑さです..。
二ノ滝コースとの分岐地点に、象潟口コースでは二分咲き程度だったオオバキボウシが、満開で咲いていた。

この道は鳥海湖の南側を進むが、北側の登山道よりも鳥海湖に近い場所を歩く。そのためか、前日に御浜小屋からみたときよりも鳥海湖の水量の少なさがより顕著に感じた。

ちなみに、象潟口コースの北側と比べて歩いている人は少なく、歩いているのは自分だけ。この頃になると暑さで意識が朦朧とし始める。
長坂道コースとの分岐を過ぎたあたりでようやく登山者と遭遇。意識が朦朧としていたので、人に会うだけでちょっと安心。
【9:11】河原宿に到着。
河原宿も本来は水場だが、やはり枯れており、賽ノ河原同様に水場の痕跡すらない。上の写真を右に進むと賽ノ河原に至るが、大平口ヘ向かうので直進する。

清水大神(しみずおおかみ)は小湿原のようになっており、本来はココも水場だが、水場は見つからず。もともと枯れる可能性ありの水場で、他の水場が枯れている状況なので、当然だが。

清水大神を少し進むと見晴台があり、眼下に大平山荘が見える。見晴台以降は、登山口の大平口までひたすら下るだけ。ちなみに、見晴台から登山口までの間に、二ノ宿という水場があるが、こちらもやはり枯れていた。というよりどこに水場があったのかすらわからず。
【10:32】大平口に到着。
大平口から舗装道路を歩き大平山荘へ向かう。
【10:45】大平山荘に到着。
だが、まさかの水不足で日帰り入浴お休み中。猛暑で汗だくだったので、大平山荘の温泉を楽しみにしていたので、かなりショックでした。しかもトイレも使えず..。ただ、冷えた飲み物はあったので、「月山ぶどうサイダー」など、飲料水を3本連続購入して、2日間の喉の渇きを潤しました。お疲れ様でした。

鳥海山コースタイム

1日目

予定 実際 場所
06:55~07:10 06:55~07:12 鉾立口
08:30 08:36~08:50 賽ノ河原
09:10~09:25 09:28~09:50 御浜小屋
09:55 10:17 御田ヶ原分岐
10:25 10:53 七五三掛
12:05 12:58 御室小屋
- 15:00 新山

2日目

予定 実際 場所
04:30 04:30 御室小屋
04:50~05:15 04:47~05:20 七高山
05:30~06:40 05:35~06:40 御室小屋
08:00 08:08 七五三掛
08:20 08:23 御田ヶ原分岐
09:40 09:11 河原宿
10:30 09:55 見晴台
11:00 10:32 大平口
11:15 10:45 大平山荘

鳥海山の難易度

難易度

19/30

総合難易度
必要体力 体力難易度4
コース距離 コース距離難易度5
所要時間 所要時間難易度4
危険度 危険度難易度1

登山難易度 登山難易度7
小屋・水場 小屋・水場難易度3
アクセス アクセス難易度1

総合難易度 総合難易度6

登山DATE

  • 歩行距離:20.25km
  • 高度上昇:1,341m
  • 高度下降:1,475m
  • 出発高度:1,150m
  • 最高高度:2,236m

  • 標高の差:1,086m
  • 活動時間:10:47
  • 休憩時間:01:14

  • 合計時間:12:01
必要体力・距離・時間

全体を通して、千蛇谷を除けば、傾斜の緩やかな道が多かった印象。ただ、単純標高差は1,086m、距離も上りで9km弱あるので、傾斜が緩やかな分、長い距離を歩かされた感じ。体力的難所はなんといっても千蛇谷。アルプスのカール地形と同じタイプで、終盤に立ちはだかるため、体力的にかなりキツイ。幸い自分のときは霧が出ていたから良かったが、霧がなく直射日光をモロに浴びたら、熱中症とかになってもおかしくないレベルだった。

日曜日ということもあってか、大半が日帰り登山者だったことは意外だった。ただ、日帰りとなると、鳥海ブルーライナー利用の7時登山開始だと難易度は高いと思う。復路16時ごろのバスまでに戻ってこないとダメだし。車でアクセスして明け方から登れば、時間に余裕ができて日帰りも十分可能かと。
危険度
100名山の中でも屈指の人気を誇る山だけあって、登山道はかなり整備されている。歩きやすい上、道迷いの心配もない。また、鎖場はなかったと思うが、あったとしても忘れるぐらいなので危険ではないはず。危険度を1にしたのは、シャレにならないほど暑かったため。今回歩いた鳥海山の2コースは樹林帯がなく、日陰もほとんどないため、今回のように晴れた真夏日に登ると、直射日光をモロに浴び、危機的な状況に陥る可能性あり。
山小屋・水場
山頂に山小屋がある点はプラスだが、今回は水場がすべて枯れており、登った時期が悪かった。おまけに下山後の大平山荘も水不足で温泉に入れなかったし..。水場が全て機能していれば、環境面は申し分ないと思う。
アクセス
東京からの高速深夜バスに加え、秋田県にかほ市の鳥海ブルーライナー、山形県遊佐町の乗合タクシーなどのシャトルバスもあるので、距離的に遠い山だが、アクセスは悪くない。ただし、シャトルバスなので、時期がズレるとアクセス困難になるため、遠方の方は7~8月に登るのがベスト。
夕焼けとご来光
夕焼けは西側にある新山、ご来光は東側にある外輪山の七高山から見るのがおすすめ。本文にも書いたが、影鳥海を見たいなら朝は外輪山へ向かうこと。
総括
とにかく全般的に、暑さと喉の渇きに苦しんだ登山だった。今年の異常な暑さと水不足が重なると、登山も苦行と化してしまう。これまで登った山の中でも、1、2を争う暑さだった。そんな中でも良かった点は、最高の夕日とご来光を拝めたことで、これがなかったら本当に苦行だった。あと、今回は鳥海山の魅力である花を見る余裕がなかったので、次回登るときは、花を楽しみながら登りたい。
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