日本百名山の四阿山登山記録

日本百名山四阿山
白

[四阿山登山レポ]
根子岳経由で登る四阿山 根子岳・四阿山縦走登山その2

2018年4月29日(日) 天候:晴れ
大隙間 ~ 四阿山 ~ 菅平牧場登山口 ~ 「菅平高原ダボス」バス停
  • 菅平高原(すがだいらこうげん)
  • 長野県東部、根子岳・四阿山の南西部の広い裾野からなる高原地帯。上信越高原国立公園に属している。夏でも冷涼な気候なため、別荘地・避暑地として有名で、酪農と高原野菜の栽培も行われている。また、各種スポーツ施設が充実しており、多種多様なスポーツも盛ん。
  • 四阿山(あずまやさん)日本百名山ぐんま百名山
  • 長野県と群馬県の県境に跨る標高2,354mの山で、志賀高原の最高峰。四阿山の西には菅平高原が広がり、古来より水の神として信仰の対象とされてきた山。山名は長野県側の呼び名が定着したもので、群馬県側からは吾妻山(あずまやま)、吾嬬山(かづまやま)と呼ばれることもある。

四阿山のコース

根子岳・四阿山案内図 根子岳・四阿山案内図。
四阿山の登山口は西:菅平牧場、南西:あずまや高原、南:鳥居峠、東:茨木吾妻山歩道入口、北東:パルコールつま恋スキーリゾートの5つ。
  • 菅平牧場コース下り利用人気コース!
  • 東の菅平牧場から小四阿・中四阿を経て山頂に至るコース。
  • あずまや高原コース
  • 南西のあずまや高原から、北東に向かって登るコース
  • 的岩・花童子の宮跡コース
  • 例年5~11月は鳥居峠の北にある林道終点ロータリーまで開放されており、車で乗り入れることが可能。林道終点ロータリーから北に向かって登るが、スタート直後に的岩コースと花童子の宮跡コースに分かれ1時間半ほど登ると古永井分岐で合流する。途中に嬬恋清水と呼ばれる水場がある。
  • 茨木山コース
  • 東の茨木吾妻山歩道入口から茨木山を経て登るコース。
  • パルコールつま恋スキーリゾートコース
  • 北東のパルコールつま恋スキーリゾートから登るコース。
    通常は浦倉山経由のロングコースとなるが、7~10月の土日祝日はパルコールつま恋スキー場のゴンドラが運行しており、利用すれば浦倉山の少し南までショートカットできる。
※コース名に厳密な名称はありません。
地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

根子岳・四阿山
の登山計画

GWでも登れるまだ登っていない百名山ということで、白羽の矢を立てたのが四阿山。ピストンが好きではないので、根子岳の周回コースを選択。ガイドブックでは「根子岳 ⇒ 四阿山周回コース」を案内していたが、四阿山を先に登る逆周りでも良い。少し悩んだが、結局はガイドブックに従って根子岳経由で登ることにした。

菅平高原ダボスからの最終バスは18:35だが、18:43上田駅発の高速バスを予約していたため、1本前の16:35菅平高原ダボス発に乗らなければ間に合わない。しかし、標準コースタイムでスケジュールを組むと、途中を休憩なしで組んでも山頂滞在時間はたった25分。つまり、要所での休憩時間の捻出や山頂滞在時間を伸ばすには、時間を短縮して登らなければならない。

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四阿山コースレポート

大隙間 ~ 四阿山

【10:56】大隙間を出発。
ココから四阿山への本格的な上り。写真からもわかるとおり、根子岳よりも残雪が多い。大隙間出発直後にすれ違った登山者から「この先踏み抜き地獄なのでお気をつけて」と一言。

斜面の積雪は足の踏ん張りが効きにくくちょっと厄介。しかも、進むに連れて傾斜も急になっていく。アイゼンなしのつぼ足で登ったが、軽アイゼンがあった方が登りやすい。ただし下りの場合は、軽アイゼンかチェーンスパイク必須。幸いなのは、樹林帯なので木を掴むなど手を使って体を安定させられる点。踏み跡と目印がなければ道はわかりずらいと思うが、幸い踏み跡・目印ともに多く道に迷うことはなかった。
【11:37】中四阿経由の菅平牧場コースとの合流地点に到着。
急斜面の残雪地帯はこれで終了。ココまでくれば山頂まであと少し。でも山頂付近は雪解け水によりぬかるみ地獄だった。

四阿山の山頂スペースは東西に長い長方形。山頂収容人数のキャパは20~30人ってところだろう。山頂到着時は腰を下ろせる場所がなかったので、ランチタイムでの山頂着はできるだけ避けたほうが良い。

四阿山の山頂には、山頂手前にある上州祠と、山頂にある信州祠の2つが祀られている。※この上州祠が戦国時代に山嶺の領主だった真田家と縁のある祠。比較的新しい祠に見えたが検索すると古い祠の画像が出てきたので最近修復されたようだ。

※ 逆で説明されているサイトもあるが、信憑性が高いのは山頂手前で上州(群馬県)を向いているのが上州祠で、山頂にあり信州(長野県)を向いているのが信州祠。
四阿山からのパノラマ写真 四阿山からのパノラマフルスクリーン(クリックで始動) 四阿山からのパノラマフルスクリーン(クリックで始動)

四阿山 ~ 中四阿

【13:35】四阿山を予定通りの時間に出発。
まずは、中四阿を経て菅平牧場へ向かうコースの分岐まで戻る。

【13:45】四阿・小四阿を経て菅平牧場へ向かうコースの分岐に到着。
そのうち修復されると思うが、道標が倒れていて少しわかりにくいので注意。まあ、ここだけ樹木がなく広がっているので雰囲気的にわかると思うが。

こちらのコースも分岐出発直後は残雪多め。でも根子岳からの道と違って傾斜は緩やかなので、つぼ足でも問題はない。
【13:57】あずまや高原コースと分岐・合流地点を通過。
このあたりは展望がきくため景色が良い。引き続き、中四阿に向けて淡々と歩を進める。
【14:13】中四阿を通過。
「到着」ではなく「通過」と書いたのは、言葉のとおり気付かず通過してしまったため。でもこの道標の書き方だと普通、この先に中四阿があると勘違いする人多いと思う。ピーク感もないし。

中四阿 ~ 小四阿

中四阿周辺は展望がきくため歩いていて気持ちが良い。
【14:21】あずまや高原コース(破線)との分岐・合流地点を通過。
このルートはあずまや高原コースの派生コース。山と高原地図では、本コースと合流するまで破線で記されているが、道標はきちんとありました。
【14:21】小四阿に到着。
少しコースタイムを巻いているため、時間調整の休憩。早く下山してもバスの時間は決まっているし。

小四阿 ~ 菅平牧場登山口

【14:37】小四阿を出発。
あとは菅平牧場に下山するだけ。
【15:24】中四阿経由の菅平牧場コース登山口に到着。
登山口から舗装道路を歩き、根子岳のコースとの合流地点でもある菅平牧場管理事務所まで歩く。

菅平牧場 ~ 「菅平高原ダボス」バス停

【15:29】菅平牧場管理事務所に到着。
ココでトイレを済ませ、靴を洗える場所もあったため、バスに乗る前に靴を洗っておく。あと牧場のアイスクリームが売っていたので、林道を歩きながら食べることにした。

【16:19】「菅平高原ダボス」バス停に到着。
バスの15分前に到着できて、時間はバッチリだった。バス停近くの建物「ダック菅池」で乗車券を購入してバスに乗り込む。

ちなみに、往路は3人だったバスだが、復路は10人ほどの登山者。宿泊施設のない山なので、おそらく1本遅いバスでやってきて、中四阿経由の菅平牧場コースをピストンしていると思われる。このコースのピストンなら1本遅いバスでも日帰り可能ということだろう。

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根子岳・四阿山コースタイム

予定 実際 場所
08:00 08:05~08:10 「菅平高原ダボス」バス停
09:00 08:51~08:58 菅平牧場登山口
09:30 09:13~09:21 展望台
11:10 10:23~10:33 根子岳
11:50 10:56 大隙間
12:50 11:37 分岐・合流地点
13:10~13:35 11:48~13:35 四阿山
13:50 13:45 分岐・合流地点
14:25 14:13 中四阿
- 14:21~14:37 小四阿
- 15:24 菅平牧場登山口
15:50 15:29~15:45 菅平牧場管理事務所
16:30 16:19 「菅平高原ダボス」バス停

根子岳・四阿山の難易度

難易度

14/30

総合難易度
必要体力 体力難易度3
コース距離 コース距離難易度3
所要時間 所要時間難易度3
危険度 危険度難易度1

登山難易度 登山難易度5
小屋・水場 小屋・水場難易度2
アクセス アクセス難易度2

総合難易度 総合難易度5
※ 25,685歩(「菅平高原ダボス」バス停~「菅平高原ダボス」バス停までの歩数)
※ アクセスは東京基点
評価基準の詳細はこちら。
必要体力

根子岳のレポートにも書いたが、「菅平高原ダボス」バス停から登山口までの林道歩きがかなりキツイ。早く登山口に到着したいという、はやった気持ちもあり余計に疲れた。

菅平牧場登山口から根子岳経由の場合、標高差から当然だが根子岳までがキツイ。菅平牧場からの標高差は約600m、根子岳との鞍部である大隙間からの標高差は約300mと半分。累積標高は900mなので、累積で考えると中級登山という位置付け。

今回はコースタイムを短縮する必要があり、特に前半は意気込んで登ったこともキツかった要因の一つ。四阿山の登りは根子岳から見るとキツそうだったが、登ってみるとそれほどでもなかった。疲労の蓄積もあるので、単純に標高差が少ないから楽だったとは言えない。日陰がない登山道で汗をかきながら登った根子岳に対して、四阿山の日陰で残雪のあるヒンヤリした空気の斜面を登った状況の違いが、消費体力に影響を与えた可能性はあるかと。
距離・時間
歩いた距離は約17kmで、林道歩きを除けば約10km。休憩を除いた所要時間は約6時間30分。このデータから見てもやはり、中級登山者向けいったところ。
危険度・水場

危険箇所は、根子岳山頂付近の岩場「鬼遊びの庭」。短い区間だが切り立った岩場を歩くため滑落に要注意。その他に目立った危険箇所はないが、残雪期の逆周りの場合のみ、四阿山からの下りは急傾斜のため要注意で、軽アイゼンかチェーンスパイク必須。

水場は登山口近くに1カ所あるだけなので、下山までに必要な水をきちんと確保し計画的に消費していく必要がある。
アクセス
登山口から距離があるとはいえ、バスの本数も多いので、公共交通機関でのアクセスには恵まれている。車なら東京から上田まで多少距離はあるが、山道の悪路などを走ることもないため、距離以外にネックとなる要素はないだろう。バスと車を比較すると、車でアクセスしたほうが早朝から登れるし体力的にも楽に登れる。
総括
根子岳と四阿山をセットで登る人も多いが、展望・眺望はどちらの山も良いので、それぞれ単独で登っている登山者も多かった。時間と体力に余裕があればセットで登るに越したことはないが、それぞれ単独でも十分楽しめると思う。
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