釈迦ヶ岳

釈迦ヶ岳登山

釈迦ヶ岳

Shakagatake

白

[釈迦ヶ岳登山レポ]
御坂峠から黒岳・釈迦ヶ岳を縦走する御坂山地縦走登山 その2

2018年3月31日(土)天候:晴れ
どんべい峠 ~ 釈迦ヶ岳 ~ 芦川農産物直売所(バス停)
  • 釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)山梨百名山
  • 山梨県笛吹市芦川町の御坂山地にある、標高1,641mの山。山頂は麓にある桧峰(ひみね)神社の奥ノ院という位置づけで、2体の夫婦仏が安置されている。また山頂は岩稜地帯になっており展望が良い。

釈迦ヶ岳のコース

釈迦ヶ岳の登山口は、北:檜峯神社、東:どんべい峠、南:上芦川の3つ。
  • 檜峯神社コース
  • 北の檜峯神社から、南に向かって登るコース。
  • どんべい峠コース登り利用
  • 東のどんべい峠から、府駒山を経て釈迦ヶ岳を目指すコース。
  • 上芦川コース下り利用
  • 南の上芦川から、北に向かって登るコース。
※コース名に厳密な名称はありません。
山と高原地図
釈迦ヶ岳のコースが紹介されているのは、山と高原地図の「富士山」です。地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

関連レポート

どんべい峠 ~ 府駒山 ~ 釈迦ヶ岳

どんべい峠以降は、府駒山を経て釈迦ヶ岳を目指す。ココから登り返しとなるので、もう一踏ん張り。 府駒山まで難所はないが、途中に偽ピークが2つほどあり惑わされやすい。

【14:24】府駒山に到着。
府駒山まで標準コースタイム20分だが、それなりのスピードで登ったにも関わらず25分かかっている。この区間はコースタイムが厳しめ。

さてココで帰りのバスの時間をチェック。計画では17時40分のバスに乗る予定だが、1本早いバスは15時54分。府駒山からバス停までの標準コースタイムは2時5分なので、41分コースタイムを短縮できれば間に合う計算。とりあえず釈迦ヶ岳の到着時間でどうするか決めることにしてひとまず出発。
※「15:54(バスの時刻)-14:30(現在の時刻)=01:24(バス停までの時間)」「02:05(標準コースタイム)-01:24(バス停までの時間)=0:41」

釈迦ヶ岳だが、山頂付近は岩が多く傾斜が急。急な岩場では、補助ロープが設置されている。しかし、ホールドしやすい岩場なので、身軽な人ならロープを使用しなくても登れるレベル。体力的にはキツくないと思うが、自分の場合は時間短縮を意識して登ったので山頂に着いたときはバテバテだった。

【14:50】釈迦ヶ岳の山頂に到着。
飛ばした甲斐あって、この時点で20分短縮しているので、残り20分短縮すれば一本早いバスで帰れる計算。「下山 + 林道」歩きなので、20分ぐらい短縮できそうだったが、そのためにはすぐに出発しなければならない。しかし、釈迦ヶ岳の展望が素晴らしく、この展望を通過するだけはあまりにももったいないため断念。予定通りのタイムスケジュールに戻し、50分間山頂でのんびり過ごす。

さて、釈迦ヶ岳の山頂だが、見てのとおり360度の展望。ただし、南の富士山は手前の破風山・新道峠の尾根に遮られ、山頂部分しか見えない。山頂スペースはそこそこ広いが、岩が多く食事をしたり寝そべったりするには不便。50分間山頂にいたが、やってくる登山者は誰もいなかった。
釈迦ヶ岳からのパノラマ写真
釈迦ヶ岳からのパノラマ写真(クリックでフルスクリーン表示) 釈迦ヶ岳からのパノラマ写真(クリックでフルスクリーン表示)

釈迦ヶ岳 ~ 釈迦ヶ岳登山口

【15:53】釈迦ヶ岳を出発。
釈迦ヶ岳は山頂が尖った形をしているので、反対側からの下りも当然急傾斜。注意して下れば問題ないが、急降下の岩場が続くので少し注意が必要。

【16:08】上芦川への分岐地点に到着。
山と高原地図では、北の檜峯神社(ひみねじんじゃ)と南の上芦川への分岐地点は十字路に見えるが、実際は数メートルずれているので要注意。先に北の檜峯神社への分岐が現れ、ちょっと戸惑ってしまった。

分岐地点以降は、尾根を外れて沢地形を下る。前半の登山道は、地面が一面枯れ葉で覆われているが、微かなトレースとピンクリボンの目印で迷うことなく歩くことができた。岩が増え始めると、登山道の終点が近い証拠。後半は作業道を15分ほど歩く。

【16:36】釈迦ヶ岳登山口に到着。
ココからは車道を歩き、すずらんの里入口バス停に向かう。ちなみに、このバス停までの車道だが、県道719号に出るまで車も通らず、民家もなく人もいない。

【17:12】すずらんの里入口バス停に到着。
ある意味予想通りだが、バス停周辺には何もない。時間も30分余裕があるので、トイレや自動販売機がありそうな隣のバス停「芦川農産物直売所」まで歩くことにした。
【17:25】芦川農産物直売所バス停に到着。
直売所は閉店していたが、自販機やトイレはありました。そして無事に、17時36分のバスに乗車。ちなみに河口湖駅で降車するまで、バスは貸し切りでした。
ポイント バスの最新情報
富士山駅~芦川農産物直売所間で運行していた系統は2021年4月4日に運行を終了しました。

関連レポート

黒岳・釈迦ヶ岳コースタイム

予定 実際 場所
- 09:51 三ツ峠登山口
09:27 10:04 天下茶屋
09:57 10:24 御坂トンネル上
10:37 11:00 御坂山
11:12 11:28~11:34 旧御坂峠
12:12~13:12 12:13~13:14 黒岳
14:12 13:55 どんべい峠
14:32 14:24 府駒山
15:27~15:42 14:50~15:53 釈迦ヶ岳
16:02 16:08 芦川分岐
16:17 16:20 作業道終点
16:32 16:36 釈迦ヶ岳登山口
17:07 17:12 すずらんの里入口バス停
- 17:25 芦川農産物直売所バス停

釈迦ヶ岳の難易度

難易度

7/25

総合難易度
必要体力 体力難易度1
コース距離 コース距離難易度1
所要時間 所要時間難易度1
危険度 危険度難易度2

登山難易度 登山難易度3
アクセス アクセス難易度2

総合難易度 総合難易度3

登山DATE

  • 歩行距離:7.2km
  • 高度上昇:0,248m
  • 高度下降:0,805m
  • 出発高度:1,450m
  • 最高高度:1,641m

  • 標高の差:0,191m
  • 活動時間:02:27
  • 休憩時間:01:03

  • 合計時間:03:30

黒岳・釈迦ヶ岳の難易度

難易度

12/30

総合難易度
必要体力 体力難易度3
コース距離 コース距離難易度2
所要時間 所要時間難易度2
危険度 危険度難易度1

登山難易度 登山難易度4
小屋・水場 小屋・水場難易度3
アクセス アクセス難易度1

総合難易度 総合難易度4

登山DATE

  • 歩行距離:15.08km
  • 登山歩数:25,045歩
  • 高度上昇:0,953m
  • 高度下降:1,305m
  • 出発高度:1,230m
  • 最高高度:1,793m

  • 標高の差:0,563m
  • 活動時間:05:54
  • 休憩時間:02:10

  • 合計時間:08:04
必要体力・距離・所要時間

釈迦ヶ岳だけでいえば、コース距離は短いが、山頂付近は岩が多く傾斜が急なので、岩場が苦手な人は体力・時間ともに消費するかもしれない。縦走で疲れていたので少しキツかったが、単独なら楽に登れる山。

総合距離は15.1kmだったが、林道歩きを除けば約10km。時間も休憩を除けば4時間30分。縦走といっても時間や距離はそれほどでもなかった。
危険度・水場
釈迦ヶ岳の山頂付近は岩が多く傾斜が急なので少し注意が必要。釈迦ヶ岳のコース上に水場はない。御坂山地全体を見ても主要登山道に水場はなく、あまり歩かないような場所に水場があり、利用価値が低い。
アクセス

芦川町のバスは本数もそれなりにあるので、大変助かる。ただし、芦川町のバスは利用者が少なかったので、今後も状況変わらなければ良いが..。

※富士山駅~芦川農産物直売所間で運行していた系統は2021年4月4日に運行を終了しました。
総括
黒岳のみだと展望がいまいちなので、釈迦ヶ岳も一緒に登って正解だった。写真からわかるとおり、展望は釈迦ヶ岳のほうが圧倒的に良い。釈迦ヶ岳も一緒に登ると縦走になるので多少きつくなるが、しんどい思いして登る価値はある。釈迦ヶ岳単独だと楽すぎる気もするし、登るならやっぱり黒岳とのセットがおすすめ。
ご質問・感想などコメント歓迎します。
お気軽にどうぞ!

PAGE TOP