筑波連山

筑波連山登山

筑波連山

Tsukubarenzan

白

[筑波連山登山レポ]
長ーい道のりを歩く!筑波連山縦走登山

2014年1月3日(土)天候:晴れ
岩瀬駅 ~ 御嶽山 ~ 雨引山 ~ 燕山 ~ 加波山 ~ 足尾山 ~ きのこ山 ~ 筑波山 まで
  • 燕山(つばくろさん、つばめさん)
  • 燕山は標高701m、筑波連山北部の山の一つ。南峰にはNHK水戸放送局のFMラジオ放送送信施設や国土交通省の無線中継所などがある。
  • 加波山(かばさん)
  • 標高877m、筑波連山北部の山の一つ。筑波山や足尾山と並んで古来より山岳信仰の対象となっており、霊場である山中には社や祠が数多く点在し、多くの神々が祀られている。天狗の山としても知られており、山頂には加波山神社本宮の本殿が鎮座している。また加波山は、明治17年に民権激化事件の1つ、加波山事件の舞台にもなっている。
  • 足尾山
  • 標高627.5m、筑波連山北部の山の一つ。足尾山は、筑波山や加波山と並んで古来より山岳信仰の対象となっている。山頂には足尾神社本殿が、その少し下に拝殿が鎮座している。足尾神社は、平安時代に醍醐天皇が御足痛に苦しまれた時、夢枕に足尾の神が現れ、足尾山を遥拝(ようはい)なさったところ、足の病が全治したと言い伝えられている。そのことから、今でも足の病に霊験があるとされている。
  • 筑波山日本百名山日本百景
  • 茨城県つくば市北端にある標高877mの山。百名山では最も標高が低く、開聞岳(標高924m)とともに1,000m未満の山。1,000m未満にも関わらず、何故筑波山が日本百名山に選ばれているのか疑問視する声もあるようだが、深田久弥氏は山の歴史を重視し選定したのではないかと言われている。筑波山は万葉集にも詠まれ、日本百景にも選ばれている。山頂は、西側の男体山(標高871m)東側の女体山(標高877m)と2つのピークが存在し、男体山・女体山山頂には筑波山神社の本殿がある。
    筑波山神社隣の宮脇駅から筑波山頂駅を結ぶ『筑波山ケーブルカー』、大駐車場脇のつつじヶ丘駅と女体山駅を結ぶ『筑波山ロープウェイ』が運行されている。

筑波連山のコース

今回歩いた筑波連山縦走登山道の一部は関東ふれあいの道茨城県コースNo.7 ~ No.9、No.11に指定されている。

筑波連山の登山計画

正月休みに殆ど外に出ることがなかったので、急遽筑波山登山を決行。直前まで行くかどうか迷っていたこともあり、登山用の靴下を履き忘れるミスを犯す。それとカメラのレンズフードも忘れたので、フレアやゴーストの写った写真が増えてしまった。
今回は林道を歩くことが多くなりそうなので、登山靴ではなくトレッキングシューズを履いて挑んだ。

筑波連山の横断的な登山地図がないため、いくつかの地図を繋ぎあわせて見ることになる。筑波連山は周辺の町から近いこともあり、殆どの箇所でインターネットの通信圏内。そのため、携帯でヤマレコなどのレポートを確認しながら歩くこともできる。

事前にネットで先人のレポートを確認したが、コースから外れ引き返している記録が多い。道迷いの挙句、時間がなくなり敗退した記録もあった。如何せんこの縦走はコース距離が長いので、道迷いは致命的となる。

関連レポート

筑波連山コースレポート

岩瀬駅周辺

出発前にカメラのバッテリーチェックを行ったところ、残量が少なかったので電車を1本遅らせた。
【8:11】JR水戸線の岩瀬駅に到着。

身支度を整え8時17分には岩瀬駅を出発。御嶽山の登山口まで複数の道標があるため、迷う要素はない。

登山口 ~ 御嶽山

【8:29】御嶽山登山口に到着。

いきなり登山口で二股分岐になっている。前情報として把握していなかったので、その場でスマホを使って検索。どうやら、どちらを進んも合流するらしい。なんとも紛らわしいので、道標ぐらい立てて置いてほしい。特に深い意図はなく、左側の道から登ることに。後で知ったが右に進むと不動の滝があるらしい。
なお、スマホで検索している間に、地元のご老人たちが登山口にやってきた。どうやら御嶽山はシニアの散歩道になっているようで。「筑波山まで行きます」と話すと「そりゃあ、大変なこって」みたいな和やかな会話も。御嶽山の山名標識

10分ほど登ると二股分岐の合流地点に到着する。
【8:43】御嶽山に到着。
正味15分ぐらいの道のりなので、シニアの散歩道になっているのも納得。

御嶽山 ~ 雨引山

雨引山のうんちく

【8:46】早々に御嶽山を出発。雨引山まで2.2km。

暫く進むと採石場がある。柵で遮られているので採石場自体は見えないが、登山道脇に大きな石がゴロゴロしている。
採石場を抜けたあたりから下り。そんなに登っていないのに下るのは、精神的にとても嫌。案の定登り返しが待っていたし。

雨引山 ~ 燕山

【9:38】雨引観音への分岐地点に到着。
雨引観音へは行かないので直進。この分岐地点以降燕山まで、トピックス的要素は皆無。しかもこの区間は結構長い。燕山に到着するまでの1時間30分の間、黙々と歩き続ける。
【11:01】燕山の山頂に到着。樹林に覆われ、展望・眺望はきかず。

燕山 ~ 加波山

【11:08】燕山を出発。
出発してすぐに無線中継所のある舗装された林道に出る。雨引山同様に燕山も車で山頂付近まで登ってこられるようだ。
無線中継所脇を抜けた後は林道を歩く。これまで頻繁にあった道標がピタッとなくなるので、この林道歩きでコースが合っているのかすごく不安になった。
しかもこの辺りだけインターネットが繋がらない。不安な面持ちで歩きながら引き返そうか迷っているうちに加波山神社に到着してホッと一安心。
加波山神社で団体の登山者と遭遇。この団体さんは、後のきのこ山でも遭遇することになる。
加波山山頂へは加波山神社の社殿の間に伸びる階段を登る。急勾配だが、正味10分ほどで登りきれるので、体力的な問題はない。
雨引山のうんちく

【11:31】加波山の山頂に到着。
加波山は山岳信仰の対象の山で、霊場である山中には社や祠が数多く点在し、737の神々が祀られているらしい。現在信仰の中心となっているのは、日本武尊(ヤマトタケル)の東征の際に創建されたといわれる加波山神社。山頂付近には本宮、中宮、親宮の本殿と拝殿がそれぞれ独立して鎮座している。

中にはたばこ神社なるもあったが、こんな人に害を及ぼす人工物に神社とかありなのか?と思いつつ珍しかったので写真撮影。
目の前に大きな大岩のある「加波山三枝祇神社本宮」あたりが厳密な山頂(ピーク)らしい。上ったらバチがあたりそうな祀られた巨石もゴロゴロしている。

加波山 ~ 足尾山

次なる目的地は一本杉峠。下山途中に加波山事件と航空機事故の慰霊碑がある。加波山事件はWikiにも掲載されているが、航空機事故は情報がなく詳細不明。しかし、加波山神社のどこかに事故で墜落した航空機のプロペラが祀られているらしい。

【12:17】一本杉峠に到着。
石に書かれた文字がなければ確実にスルーしてしまう何もない場所。道の合流地点というだけ。

一本杉峠以降は林道と山道が交錯している。林道を歩き続けてもきのこ山まで行けるようだが、山道を歩いた方がショートカットできる。

1回目の分岐はすぐに林道に戻ってきたのでショートカットできたか不明。コースではなかったのかも。2回目の分岐はピンクリボンがあったので、間違いなくコース。
かつて山中に800座の霊場があったといわれており、昭和の初め頃までは多くの霊場参拝者があったようだ。だが現在では山頂に足尾神社本殿、山中には拝殿が祀られているのみで、いずれも荒廃している。

足尾山 ~ きのこ山

足尾山の山頂から少し下ると足尾神社の拝殿があり、拝殿から少し下ると再び林道へ。
【13:40】きのこ山に到着。山頂は林道脇の道を1分ほど入った休憩所のような場所。

きのこ山 ~ 筑波高原キャンプ場(裏筑波野営場)

きのこ山のうんちく

30分以内に昼食を終え出発する予定だったが、風が強く湯が温まらず、50分も滞在してしまった。以前にもこんなことがあったので、ガスバーナーの風対策を検討したほうが良さそう。
【14:30】きのこ山を出発。

次の目的地は上曽峠。引き続き林道歩きが続く。しかし、このきのこ山から裏筑波野営場入口までの林道歩きが長いのなんのって!道迷いも含めて1時間30分ほど歩く。道中見どころは全くなく、単調な林道が続くので退屈極まりない。こういう時は話し相手がほしいなぁとも思ったりする。

【14:55】上曽峠に到着。
一本杉峠と同じく、単なる交通の要(分岐地点)ってだけで、何かがある訳ではない。道を渡って湯袋峠に向かう道を直進する。

【15:54】筑波高原キャンプ場(以下、裏筑波野営場と書く)の入口に到着。
道迷いだけでなく、さらに大きな思い違いも発覚。裏筑波野営場は林道からすぐの場所にあると思っていた。裏筑波野営場にある登山口から筑波山まで標準コースタイムは1時間弱。既に16時だが、17時過ぎの日没までには間に合うだろうと思っていたが、この林道から裏筑波野営場まで、山道で2km強。この思い違いによる誤算は痛い。後で調べると裏筑波野営場まで30分ほどで到着しているが、体力的・精神的に相当疲労した。特に後半、長く続く木の階段はキツかった。

また、キャンプ場までの道で猪に遭遇。人の気配を感じて逃げていったので、はっきり見ていないが4本足だったので猪だと思う。最初は熊かと思って焦ったが、茨城県に熊はいないそうで。

筑波高原キャンプ場(裏筑波野営場)~ 筑波山(女体山)

筑波山最後の登りは、気力の登山となった。体力はともかく、左足太腿の付け根あたりが疼く。しかし、ココまできたら登るしかないので、痛みに耐えながら山頂を目指す。

0.9km地点以降、暗くなり過ぎて写真撮影不可能な時間帯に突入。ギリギリヘッドランプを使わなくても道は見える。コース上を歩いている分には問題ないが、コースから外れると危険なので、注意しながら進む。山頂に近づくと、白い建物が見えてきたのでその建物を目印に、また少しずつ建物が大きくなっていくのをモチベーションの糧にして登った。

【17:27】筑波山(女体山)に到着。なんとか陽が沈む直前に辿り着けた。

筑波山の女体山に到着したときは、太陽が沈む直前。できるだけ手すりや石にカメラを固定して撮影したが、やはりちょっとブレている。三脚あれば良かったんだけど。にしても、山頂は風が吹き荒れ激寒。21時まで夜間営業しているはずのケーブルカーは、強風により17時30分で終了。当然ながら茶屋なども全て閉まっている。日が沈むとあたりは真っ暗になったため、ヘッドランプを装着して下山することに。なお、男体山には寄らなかった。

登山道がわからなかったため、山頂で知り合った登山者に、筑波神社まで誘導してもらった。その後、この方には筑波神社までどころか、車で最寄り駅まで送って頂き、大変感謝。持つべきものは山仲間。

【18:45】筑波山神社に到着。とても疲れた・・・(汗)

関連レポート

筑波連山コースタイム

予定 実際 場所
08:11 08:11 岩瀬駅
- 08:43 御嶽山
- 09:23 雨引山
- 11:01 燕山
- 11:31 加波山
- 12:17 一本杉峠
- 12:54 足尾山
- 13:42 きのこ山
- 13:42~14:30 昼食
- 14:55 上曽峠
- 15:54 裏筑波野営場の入口
- 16:37 裏筑波野営場
- 16:44 キャンプ場コース登山口
17:00 17:27 筑波山頂(女体山)
- 18:45 筑波山神社

筑波連山の難易度

難易度

20/30

総合難易度
必要体力 体力難易度4
コース距離 コース距離難易度5
所要時間 所要時間難易度5
危険度 危険度難易度1

登山難易度 登山難易度8
小屋・水場 小屋・水場難易度4
アクセス アクセス難易度1

総合難易度 総合難易度7
※ 55,029歩(1日の歩数)
※ アクセスは東京基点
評価基準の詳細はこちら。
必要体力・距離

筑波連山北のコースと、筑波山のコースを半ば強引にくっつけた縦走コースのため、恐ろしくコース距離が長い。足尾山から筑波山キャンプ場の入口まで舗装された道路を歩くため、もはや縦走とは言い難い。1日に2つのコースを別々に登った感じ。走行距離28.6kmと登山ではありえない距離に、1日の歩数は歩数計を買ってからの最高記録55,029歩を叩き出した。さすがに筑波山神社に到着した時、足はガクガクだった。

アップダウン自体はそれほど激しくないが、加波山709m地点から裏筑波野営場の入口189mまで下ろされて、そこから筑波山877mまで登るので、体力面はもちろんのこと、精神的なタフさも要求される。
危険度・水場

滑落するような危険箇所はない。しかし道迷いという点では注意が必要。林道でも右左どちらに進んで良いか迷う場面もあったし、登山道も紛らわしい分岐などがある。この縦走コースは距離が長く時間もかかるので、道迷いによるタイムロスはゲームオーバーとなる可能性があるためGPSがあると便利。大事に至らなかったが自分も1回道間違いしているし。

コース上に茶屋はなく、裏筑波野営場近くの沢まで水場もない。特に考えずに2L持参して水に困ることはなかったが、夏場なら水の量も真剣に考えて挑んだほうが良い。
総括
カメラバッテリーの充電を行うため、始発から1本遅い電車となってしまったが、始発の岩瀬駅7時03分着の電車で行くべきだった。それでも、時間はギリギリなコースだし。都会に近い山なので、舐めてかかってしまい痛い目にあいました。
ご質問・感想などコメント歓迎します。
お気軽にどうぞ!

PAGE TOP