日本百名山の焼岳登山記録

日本百名山の焼岳
白

[焼岳登山レポ]
新中の湯ルートで登り上高地へ下山する8月の焼岳登山

2018年8月19日(日)天気:晴れ
中の湯バス停 ~ 新中の湯登山口 ~ 焼岳 ~ 上高地
  • 焼岳日本百名山
  • 北アルプス(飛騨山脈)の主稜線上にある標高2,455mの活火山。北アルプス唯一の活火山で別名は硫黄岳。山頂は南峰(2,455m)と北峰(2,393m)とがあり、南峰は岩が崩れやすく登攀禁止になっているため、登山では北峰を目指す。

焼岳のコース

焼岳の登山口は、南の中の湯温泉、西の上高地、北西の新穂高温泉にある中尾高原口の3つ。コースはシンプルで、1つの登山口に対してコースは1つのみ。
焼岳の北側に焼岳小屋もあり宿泊することも可能だが、大半の登山者は1DAY登山として登っている。マイカーでのアクセスなら、中の湯温泉ルートのピストンが定番。
  • 新中の湯ルート登り利用人気コース!
  • 焼岳の南、中の湯温泉から北に向かって登るコース。登山口まで車でアクセス可能。かつて中の湯バス停近くから登る「中の湯ルート」も存在したが、登山道崩壊により廃道となっている。
  • 上高地ルート下り利用人気コース!
  • 焼岳の東側、上高地から、焼岳小屋を経由して登るコース。登山口は上高地内にあるため、車で直接アクセスはできない。※上高地はマイカー規制があるため
  • 中尾ルート
  • 北西の新穂高温泉から登るコース。山頂手前で上高地ルートと合流する。
地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

焼岳の登山計画

初の北アルプス登山ということで、白羽の矢を立てたのが焼岳。理由は、活火山なので登れるときに登っておきたかったことと、初北アルプス登山としては、難易度的にも手頃だったこと。当初は、2泊3日にして西穂高岳までの縦走も考えたが、西穂高岳まで行くなら奥穂高岳、北穂高岳まで縦走したいので、今回は焼岳のみの日帰りとした。縦走しないなら、コースは中の湯温泉から登り、上高地へ下山するのが定石。

数日前から喉風邪で喉に痰が詰まりやすく、体調は万全ではなかったが、幸い熱はなかったので、登山は予定通り決行した。なお、今回は時間に余裕があったことと、今後の縦走に備えた体力づくりもかねて、ストックなしで挑んだ。

焼岳コースレポート

中の湯バス停 ~ 新中の湯登山口

【5:15】中の湯バス停に到着。
中の湯バス停にはソロ女性1名、2名1組の中高年登山者、6名ほどのグループの合計3組。

【5:20】中の湯バス停を出発。
準備をしている間に全員出発していったので、後発でスタート。まずは、新中の湯登山口を目指す。
中の湯バス停近くに「(旧)中の湯ルート」の登山口がある。目印は小さな滝。山と高原地図にはすでにコースとして紹介されておらず、実質廃道となっている。通過したときは登山口だと気付かなかったが、のちに写真を確認すると登山口の案内板が写りこんでいた。チラっと見た記憶では、かつてコースだったとはわからないほど、道は廃れていた。

新中の湯登山口までは、舗装された蛇行道を登っていく。山と高原地図にはショートカット道が記されているが、中の湯温泉までショートカット道は存在しておらず、舗装道路を道なりに歩く。他3組の登山者にも確認したが、全員「道はなかった」と言っていたので、間違いないと思う。地図が更新されていないのか原因不明だが、知らないと戸惑うので要注意。
【6:11】新中の湯登山口に到着。
ヘトヘトとまではいかないまでも、林道歩きで一定の体力を消耗したので、15分ほど休憩。ちなみに、先行していた女性ソロ登山者と2名の中高年登山者は、ショートカット道に気付かなかったようで、自分の方が先着。やはりショートカットを使った方が時間は短縮できる。登山口には数十台の車が駐車しており、バスよりマイカーでアクセスしている人のほうが圧倒的に多い。

新中の湯登山口 ~ 広場

【6:25】新中の湯登山口を出発。
登山口出発直後の数分は緩やかな傾斜だが、山と高原地図にも「急斜面」と書かれている通り、すぐに急傾斜となる。少々舐めていたが、1カ月半ほどブランクがあるせいか結構キツイ。登山道には大小様々な大きさの岩が多く、足場の悪さが疲れる要因の1つ。
1時間ほど登ってようやく、ベンチが設置されている小ピークに到着。この小ピークから少し下って、緩やかな上り道を進むと、ポイント地点となる広場に出る。この広場から、焼岳の山頂をはっきりと捉えることができる。
【7:37】広場に到着。
この区間は標準コースタイム1時間20分に設定されているが、それなりに飛ばして1時間12分だったので、結構厳しめだと思う。少々バテ気味のため、ココで中休憩。

広場 ~ 焼岳北峰

【7:47】広場を出発。
山頂が見えているのでもう一息と思ってしまうが、ココからが正念場。西黒尾根から登った谷川岳のパターンと似ているが、山頂が見えてからが長くてキツイ。
【8:43】焼岳の稜線に到着。
ようやく稜線に到着するもバテバテ。ここから北峰まであと少し登らなければならない。稜線に出ると火口湖の正賀池(しょうがいけ)を見下ろせる。北峰とは反対方向に南峰もあり登攀禁止だが、立入禁止の注意書きやロープなどは張られていなかった。
【8:55】焼岳北峰に到着。
予定より45分早く到着できたが、疲れでクタクタ。時間に余裕もあったので、もう少しゆっくり登れば良かった。焼岳山頂には20名ほどの登山者。入れ替わりはあるものの、概ね常に20~30名ほどは山頂に滞在している。
焼岳北峰山頂からは360度の展望。北は穂高連峰、槍ヶ岳、笠ヶ岳、南は乗鞍岳、南東の遠くには南アルプスの眺望が楽しめる。
焼岳からのパノラマ写真 焼岳からのパノラマフルスクリーン(クリックで閲覧可) 焼岳からのパノラマフルスクリーン(クリックで閲覧可)

焼岳北峰 ~ 焼岳小屋

【10:40】焼岳北峰を出発。
1時間45分ほど滞在していたが、予定時間なので出発。まずは、新中尾峠にある焼岳小屋を目指す。焼岳小屋までは大きく下る。ザレ場の急斜面なので、足を滑らさないよう注意は必要だが、特段危険箇所はない。

【12:58】上高地の焼岳登山口に到着。
標準コースタイム2時間10分のところ1時間20分で到着できたと思ったら、ココから河童橋まで30分ほど歩かされました。

なお、時間があったので温泉に入ろうと上高地アルペンホテルの外来入浴に行くと、30分以上待つとのこと。予定より順番が早く回ってきたのでバスの時間には間に合ったが、上高地の週末登山で温泉に入る場合、時間に余裕を持っておいた方が良いだろう。

焼岳のコースタイム

予定 実際 場所
05:10 05:15~05:20 中の湯バス停
06:25~06:40 06:11~06:25 新中の湯登山口
08:00 07:37~07:47 広場
09:40~10:40 08:55~10:40 焼岳北峰
11:50 11:27~11:40 新中尾峠(焼岳小屋)
- 12:58 焼岳登山口
14:00 13:10 田代橋
14:10 13:31 河童橋
15:00 15:00 バス出発

焼岳の難易度

難易度5

15/30

総合難易度
必要体力 体力難易度4
コース距離 コース距離難易度2
所要時間 所要時間難易度3
危険度 危険度難易度2

登山難易度 登山難易度6
小屋・水場 小屋・水場難易度2
アクセス アクセス難易度2

総合難易度 総合難易度5
※ 歩数:24,208歩(中の湯バス停~焼岳登山口)
※ アクセスは東京基点
評価基準の詳細はこちら。
必要体力
喉風邪を引いており呼吸が苦しかったせいかもしれないが、カール地形を登る後半戦はめちゃくちゃしんどかった。ストックを持参しなかった事も、疲労を助長させた原因かもしれない。広場から北峰山頂までのコースタイムは1時間40分なので、ゆっくり登ればもっと楽だったと思う。あと、全体を通して登山道に大小様々な岩が多く、登りやすい道ではない分、体力と精神力を消耗する。
時間・距離
前半の時間設定は厳しめだったが、後半の時間設定は妥当なところ。後でわかったが、1時間40分の標準コースタイムに対して、1時間10分で登っているので、しんどかった原因はやっぱりコレかな。
距離は15kmほど歩いているが、林道や上高地内での距離を除いた山道での実質距離は8kmほどと、コース距離は長くない。
危険度・水場
危険箇所は焼岳小屋(新中尾峠)から上高地へ下山する途中で、はしご場が連続するので、そこだけ要注意。あと上にも書いたが、ガレ場とまではいかないまでも、登山道に岩が多いので、足を挫かないよう注意も必要。
コース上に自然の水場はないが、1DAY登山の山でコース距離も短いので、焼岳小屋さえあれば十分事足りる。
アクセス
新中の湯登山口からピストンすれば、上高地のマイカー規制に影響されることなく登ることができる。北アルプスの中でもアクセスしやすい山。
総括
風邪のせいと急いで登ったせいで、体力的にキツかったが、ゆっくり時間をかけて登れば問題ないレベルだと思う。
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