高水三山

高水三山登山

高水三山

Takamizusanzan

白

[高水三山登山レポ]
新春恒例!1月2日に初詣を兼ねて登る、高水三山初詣登山

2017年1月2日(土)天候:晴れ
軍畑 ~ 高水山 ~ 岩茸石山 ~ 惣岳山 ~ 奥多摩駅
高水三山とは、東京都奥多摩にある、高水山、岩茸石山、惣岳山、3つの山の総称。
  • 高水山(たかみずやま)花の百名山
  • 標高は759m。山頂付近に真言宗豊山派のお寺、高水山常福院(じょうふくいん) がある。
  • 岩茸石山(いわたけいしやま)
  • 標高は793m。三山の中で最も標高が高く、展望も良い。
  • 惣岳山(そうがくやま)
  • 標高は756m。山頂には青渭神社(あおいじんじゃ)の奥宮がある。

高水三山のコース

高水三山のコース地図 高水三山のコース地図。

大半の登山者は、軍畑(いくさばた)駅から高水山、岩茸石山、惣岳山を周回して御嶽駅に下山するか、またはその逆回りで登っている。もしくは、御嶽駅から惣岳山 ~ 岩茸石山 ~ 黒山 ~ 棒ノ折山が「関東ふれあいの道 山草のみち」に指定されているため、高水三山縦走でなければ、関東ふれあいの道を歩くルートもある。

なお、理論上は高水山の北東にある上成木(かみなりき)バス停付近から登ることも可能。上成木は青梅駅からバスで40分。
また、岩茸石山の西側にある八桑(やくわ)バス停から登ることで、岩茸石山に直接アプローチするコースもある。八桑は川井駅からバスで5分。
山と高原地図
高水三山のコースが紹介されているのは、山と高原地図の「奥多摩」です。地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

高水三山の登山計画

プラン
初詣を兼ねて登れる山ということで、山頂付近に高水山常福院がある高水三山を計画。それ以外に、2カ月のブランクもあるので、体力的にきつくなく、冬場でもアイゼンなしで登れる山ということも、判断材料で考慮した。
コース
ルートはベーシックに高水山、岩茸石山、惣岳山と反時計回りに歩くことにした。

高水三山コースレポート

軍畑駅 ~ 高水山登山道入口

【8:28】軍畑駅に到着。
軍畑駅で降りた登山者は自分を含めて4名3組のみ。ソロシニア登山者が先行して出発していったが、その後この登山者を見ることはなかったので、高水山登山ではなかったのかもしれない。

登山口まで距離があり、少し戸惑う場面もあるので、事前に登山口までの道のりを調べておくことをオススメします。
駅を出たら左手に進み、踏切を渡り道沿いを進む。幹線道路に出たら、その道沿いを進む。少し距離を歩くので不安になるが、次の分岐には目立つ道標があるので、戸惑わずに進むこと。分岐から川沿いの平溝通に入る。川を右手に上流に向かって進み、登山道入口直前で川を渡る。川を渡ったすぐ先に高水山登山道入口がある。
【8:53】高水山登山道入口に到着。
目立つ道標や地図もあるので、見過ごす心配はない。

高水山登山道入口 ~ 高水山常福院 ~ 高水山の山頂

その後も舗装道路を歩くが、高水山一合目の石柱があるので、この舗装道路も登山道扱い。ただし、ブランクで体がなまっているので、この舗装道路を登るのもしんどい。
三合目の手前から階段になり、四合目の手前で登山道に入る。二合目の石柱は見落としてしまった。
登山道に入ってから2回ほど沢を渡る。山と高原地図に、水場マークは付いていないが、給水が可能。四合目から尾根に突き上げる沢沿いを登り、六合目手前で尾根上に上がる。この四合目から六合目までが、最も体力的にきつかった区間。なお、五合目の石柱は見過ごしてしまった。
尾根に出てからも引き続き登り道が続く。ただし、四~六合目の道に比べれば傾斜は緩やか。八~九合目は木の階段が組まれている。
高水山の山頂付近まで、「なちゃぎり林道」と呼ばれる林道が開通している。上記分岐は、その「なちゃぎり林道」を通って上成木へ抜ける道への分岐。

【10:01】高水山常福院に到着。
境内には鐘や石碑、ベンチにトイレなどがある。常福院には住職と事務員のおばあさん数人が従事。参拝客は登山者だけのため数人。初詣で激込みしている神社に比べて、とても新鮮。参拝する人も少ないので、なんかご利益ありそうだし。ちなみに、おみくじは「大吉」でした。

高水山の山頂は、常福院の裏手の道を登った先にある。
【10:29】高水山の山頂に到着。
展望はきかず、常福院でたっぷり休憩したので、そのまま通過。

高水山 ~ 岩茸石山

高水山から岩茸石山までの標準コースタイムは35分。岩茸石山直前で登り返しはあるが、それ以外は高度維持の平坦な道。ただし、山頂直下の上りはそれなりに急登。

御嶽駅から惣岳山・岩茸石山を経て黒山・棒ノ嶺までの伸びる道は、「関東ふれあいの道 山草のみち」に指定されている。そのため、黒山・棒ノ嶺方面から登ってくる登山者も稀にいる。

低山のためジーパンや普段着の登山者も数人見かけた。まあ、雪もなく今日は天気も良いので、普段着でも問題ないレベルではあるが。また、登山者同士で挨拶も交わされず、山頂の山名杭の前で記念撮影する人も少ない。

岩茸石山 ~ 惣岳山

【12:40】岩茸石山を出発。
次なる目的地は惣岳山。惣岳山までは、ほとんどアップダウンはなく、緩やかな傾斜で歩きやすい道だった。
【13:14】惣岳山に到着。
惣岳山の山頂には青渭神社(あおいじんじゃ)の奥宮が鎮座している。でも、イタズラ防止のためか、周囲は金網に囲まれ、なんか神様が気の毒。また、惣岳山からの眺望は皆無。疲れてはいないが、時間に余裕もあるので10分ほど休憩。

惣岳山 ~ 御嶽駅

【13:23】惣岳山を出発。
あとは御嶽駅に下るだけ。惣岳山から少し下った場所に、真名井(青渭の井)と呼ばれる霊泉がある。霊泉とあるが水は枯れていた。また、山と高原地図には惣岳山から少し下った場所に水場マークが記されているが、枯れていたのか、水場らしき場所は見当たらなかった。

【13:50】沢井駅のへの分岐に到着。
地図にはないが、右は「丹縄」と書かれている。後に調べると、御嶽駅の北西方面に丹縄という地区があるようだ。

下山は沢井駅でも良かったが、なんとなく御嶽駅方面に進む。しかし、御嶽駅への道は、予想に反してアップダウンが多い。大したアップダウンではないが、こんな登山口近くで登らされるとは思わなかった。
【14:16】御嶽駅に到着。
御岳山にある武蔵御嶽神社の初詣客で賑わっていると思っていたが、意外と人は少なかった。

高水三山コースタイム

予定 実際 場所
08:23 08:23 軍畑駅
- 08:53 高水山登山口
- 10:01 常福院
- 10:29 高水山の山頂
- 10:52~12:40 岩茸石山
- 13:14~13:23 惣岳山
- 14:10 惣岳山登山口
15:00 14:16 御嶽駅

高水三山の難易度

難易度

06/30

総合難易度
必要体力 体力難易度1
コース距離 コース距離難易度3
所要時間 所要時間難易度1
危険度 危険度難易度0

登山難易度 登山難易度4
小屋・水場 小屋・水場難易度1
アクセス アクセス難易度0

総合難易度 総合難易度2

登山DATE

  • 歩行距離:11.02km
  • 登山歩数:18,143歩
  • 高度上昇:0,752m
  • 高度下降:0,764m
  • 出発高度:0,245m
  • 最高高度:0,793m

  • 標高の差:0,548m
  • 活動時間:03:56
  • 休憩時間:01:57

  • 合計時間:05:53
必要体力・水場

三山の縦走コースだが、三山それぞれの間は、比較的高度が維持されているので、1つ目の山に登ってしまえばあとは楽。今回のコースでキツかったのは、登山口から六合目まで。

道中も含め、展望が良いのは岩茸石山の山頂だけなので、昼食を食べるなら岩茸石山がオススメ。水場は、高水山の四合目付近を流れる沢の水のみで、常福院にも自動販売機や、飲める水はなかったと思う。
危険度
危険個所もなく、道迷いの心配もないが、軍畑駅から登山口までの道のりは事前リサーチしておいた方が良い。登山道の一部は「関東ふれあいの道」に指定されていることもあり、道はよく整備されている。また、高水山までの登山道では○合目の石柱、高水三山ハイキングコースの標識など、歩いていて距離の目安になるものが多いのも助かる。
総括
奥多摩登山の入門コースの位置づけとなっている高水三山で、小学生の遠足でも登る山らしいので、登山未経験者でも登れるレベル。
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