[高川山登山レポ]
初狩駅から登りむすび山まで歩く高川山登山
2020年1月5日(日)天候:晴れ
初狩駅 ~ 高川山 ~ むすび山 ~ 大月駅
初狩駅 ~ 高川山 ~ むすび山 ~ 大月駅
- 高川山(たかがわやま)山梨百名山秀麗富嶽十二景都留市二十一秀峰
- 高川山は、山梨県都留市と大月市の境にある標高975.7mの山。山頂から富士山を始め三ツ峠山など近隣山々の展望が優れており、都留市の都留市二十一秀峰、大月市の秀麗富嶽十二景の11番山頂に選定されている。
高川山のコース
- 初狩駅から高川山登り利用人気コース!
- 初狩駅から歩き、男坂・女坂、または沢沿いのコースを歩き高川山を目指すコース。
- むすび山から高川山下り利用
- 大月駅からむすび山経由で高川山を目指すコース。主に下山で利用されることが多い。
高川山のコースが紹介されているのは、山と高原地図の「高尾・陣馬」です。地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!
高川山コースレポート
初狩駅 ~ 高川山登山口
【7:31】初狩駅に到着。
高川山目的の登山者数組。そこまでメジャーな山ではないと思っていたが、意外と人気があるようで。登山口までの道のりは、まずは線路の下をくぐり初狩駅の反対側に出る。その後は道沿いに進むだけ。分岐のある場所には道標が設置されているので、迷う心配はない。
高川山目的の登山者数組。そこまでメジャーな山ではないと思っていたが、意外と人気があるようで。登山口までの道のりは、まずは線路の下をくぐり初狩駅の反対側に出る。その後は道沿いに進むだけ。分岐のある場所には道標が設置されているので、迷う心配はない。
【7:53】高川山の登山口に到着。
左側が高川山新ルート(男・女坂経由)で右側が玉小石ルート(沢コース)。コース名から推測するに、もともと右側の玉小石ルートがあり、近年左側の新ルートが開通したと思われる。コースタイムはどちらも変わらないようだが、前後を歩いていた登山者全員が新ルートを選択していた。
左側が高川山新ルート(男・女坂経由)で右側が玉小石ルート(沢コース)。コース名から推測するに、もともと右側の玉小石ルートがあり、近年左側の新ルートが開通したと思われる。コースタイムはどちらも変わらないようだが、前後を歩いていた登山者全員が新ルートを選択していた。
高川山登山口 ~ 高川山の山頂
登山口直後は暗い林の中を登る道。登山道が明るくなってきたら男坂と女坂の分岐に到着する。たまたまだと思うが、前後を歩く登山者全員が男坂を選択していた。自分も深い意味はなく、男坂を選択。
男坂・女坂分岐の少し先で、道が右にトラバースする区間がある。その先で前を歩いていた登山者が道を間違っていたので少し注意が必要。
男坂・女坂分岐の少し先で、道が右にトラバースする区間がある。その先で前を歩いていた登山者が道を間違っていたので少し注意が必要。
男坂・女坂の合流地点の直前に、本格的な上りとなる区間あり。合流地点以降は、傾斜も緩やかになり15分ほど登ると山頂に到着する。
【8:43】高川山の山頂に到着。
山頂からは360度の展望が開けているという前情報だったが、実際は南側を中心に東西まで扇形に展望が開けている。北側の展望は微妙に良くない。大月市の秀麗富嶽十二景に選定されているだけあって、富士山の眺望は秀逸。
山頂からは360度の展望が開けているという前情報だったが、実際は南側を中心に東西まで扇形に展望が開けている。北側の展望は微妙に良くない。大月市の秀麗富嶽十二景に選定されているだけあって、富士山の眺望は秀逸。
到着直後は数組いた登山者だが、長時間滞留する登山者は意外と少なく、自分一人になる時間もあった。
食事をするなどして1時間ほど滞在していたが、そろそろ出発。
リニア中央新幹線の実験線
高川山の下には、リニアモーターカーの実験線のトンネルが貫通しており、都留市側の山麓には山梨県立リニア見学センターがある。
高川山の下には、リニアモーターカーの実験線のトンネルが貫通しており、都留市側の山麓には山梨県立リニア見学センターがある。
高川山の山頂 ~ 天神峠
【9:44】高川山の山頂を出発。
むすび山方面に進むが、まずは中間目的地の天神峠を目指す。高川山出発直後に狼煙台跡がある。その後、田野倉駅に下山するコースとの分岐地点をいくつか通過する。
むすび山方面に進むが、まずは中間目的地の天神峠を目指す。高川山出発直後に狼煙台跡がある。その後、田野倉駅に下山するコースとの分岐地点をいくつか通過する。
狼煙台跡(のろしだいあと)
今のように通信手段のない大昔、遠方との通信は火をたいて上げる煙で知らせあっていました。戦国時代の武田信玄は国防警備のため、各地の要衝に狼煙台跡を設置していたそうです。
今のように通信手段のない大昔、遠方との通信は火をたいて上げる煙で知らせあっていました。戦国時代の武田信玄は国防警備のため、各地の要衝に狼煙台跡を設置していたそうです。
高川山の山頂から天神峠まで約1時間。この区間はほとんど見どころもなく、時折木々の隙間から、大月市街地や都留市街地の街並みが見える程度。
【10:58】天神峠に到着。
東西に小さな祠が2棟、天神峠を挟むような形で鎮座していた。天神峠から大月駅に下山することもできるが、むすび山経由で下山したほうが早いだろう。
東西に小さな祠が2棟、天神峠を挟むような形で鎮座していた。天神峠から大月駅に下山することもできるが、むすび山経由で下山したほうが早いだろう。
天神峠 ~ むすび山
天神峠直後に峰山(山と高原地図では「峯山」と記載)を通過する。 その後は変わらず緩やかなアップダウンが続くが、標高が下がり市街地との距離が近いため、里山を歩いている感じ。高川山以降、同じような景色が続いているため、終盤は飽きを感じてしまった。
むすび山に近づくにつれ、左の大月市街地と右の都留市街地から挟み込まれるように尾根が細くなっていく。
【11:50】むすび山に到着。
むすび山は「旧陸軍防空監視所」があった場所。現在は展望台となっている。
むすび山は「旧陸軍防空監視所」があった場所。現在は展望台となっている。
むすび山のベンチで携帯電話を拾得。下山後に交番に届けることに。
むすび山 ~ 大月駅
すでに高度はかなり下がっているため、 むすび山から登山口までは、ものの数分で到着できる。
【12:01】むすび山の登山口に到着。
民家前の芝生を横切る珍しいタイプの登山口。わかりにくいためか、道標にマジックで「登り口は芝のところを上がってください」と書かれていた。
民家前の芝生を横切る珍しいタイプの登山口。わかりにくいためか、道標にマジックで「登り口は芝のところを上がってください」と書かれていた。
登山口から大月駅まで20分弱ほど、舗装道路を歩く。ちなみに、拾得した携帯電話を交番に届けるため、GPSのゴールは交番になっています。
高川山コースタイム
予定 | 実際 | 場所 |
---|---|---|
- | 07:31 | 初狩駅 |
- | 07:53 | 高川山登山口 |
- | 08:43~09:44 | 高川山 |
- | 10:58 | 天神峠 |
- | 11:50 | むすび山 |
- | 12:01 | むすび山登山口 |
- | 12:20 | 大月駅(交番) |
高川山の難易度
05/30
総合難易度必要体力 | |
コース距離 | |
所要時間 | |
危険度 | |
登山難易度 | |
小屋・水場 | |
アクセス | |
総合難易度 |
登山DATE
- 歩行距離:9.19km
- 高度上昇:0,574m
- 高度下降:0,659m
- 出発高度:0,456m
- 最高高度:0,975m
- 標高の差:0,519m
- 活動時間:03:48
- 休憩時間:01:01
- 合計時間:04:49
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お気軽にどうぞ!
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日帰り前提の山で、しかもショートコースなので山小屋は不要。水場は一箇所もないが、こちらも距離が短く、田野倉駅に抜けるエスケープルートもあるので問題なし。
駅からのアクセスも良く、登山口から1時間ほどで登頂できる手軽さに加え、危険箇所もなく、山頂からの展望も良いという好条件が揃っており、お気軽登山や親子登山にはもってこいの山。登山者の中では人気の山だが、都内の人気の山(高尾山など)より人は圧倒的に少ないので、比較的静かな山歩きも楽しめるかと。
高川山からなすび山まで、2時間ほど歩く割に見どころは少ないため、なすび山まで歩く必然性は低い。自分は、電車代節約と大月駅で食べたいお店があったのと、もともと歩きたがりの性分なので歩いたが、特に理由がなければ田野倉駅に下山するか、初狩駅のピストンでも問題ないかと。