竜ヶ岳

竜ヶ岳登山

竜ヶ岳

ryugatake

白

[竜ヶ岳登山レポ]
湖畔ルートから登り石仏ルートで下山する竜ヶ岳登山

2020年5月7日(土)天候:晴れのち曇り
本栖湖キャンプ場 ~ 竜ヶ岳 ~ 本栖湖キャンプ場
  • 竜ヶ岳(りゅうがたけ)山梨百名山
  • 山梨県と静岡県にまたがる天子山地の最北端に位置する標高1,485mの山。ダイヤモンド富士が展望できる山として知られている。

竜ヶ岳のコース

竜ヶ岳のメジャールートは本栖湖キャンプ場から登る、湖畔ルートと石仏ルート。南西の端足峠を経由するコースもいくつかあるが、利用者は少ない。
  • 湖畔ルート登り利用
  • 湖畔登山口から登り、竜ヶ岳を目指すコース。
  • 石仏ルート下り利用
  • 本栖湖キャンプ場近くの登山口から登り、竜ヶ岳を目指すコース。コースの途中に石仏が祀られて。
山と高原地図
竜ヶ岳のコースが紹介されているのは、山と高原地図の「富士山」です。地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

竜ヶ岳の登山計画

山の選定

これまで山登りしていなかった山梨の甲府に住む友人から、突然山のお誘いがあったので、急遽組み込んだ山行。計画段階では、日向山(ひなたやま)と竜ヶ岳、2つの山を候補にあげていたが、日向山だとコース距離が短すぎるのと、写真が趣味の友人が景観の優れている竜ヶ岳を選んだため、竜ヶ岳に決定した。

ちなみに、2019年4月9日に毛無山から天子山地を縦走した際、竜ヶ岳手前の端足峠まで辿り着いたがそこでタイムアップとなり、竜ヶ岳まで行かず本栖湖に下山した経緯がある。なので、竜ヶ岳は自分的にもいつかは登っておきたかった山なので、渡りに船だった。
天気
天気は晴れ予報だったが、直前で「てんきとくらす」の天気予報が、登山に適さないCマークに変更。あまりに直前だったため、中止にもできずそのまま決行した。
アクセス
いつもは公共交通機関のみでアクセスするが、今回は友人が河口湖駅まで迎えにきてくれるため、河口湖駅から車でアクセスした。

竜ヶ岳コースレポート

本栖湖キャンプ場 ~ 竜ヶ岳湖畔ルート登山口

【9:00】本栖湖キャンプ場近くの竜ヶ岳登山者用駐車場に到着。
天気予報は微妙だったが、良い意味で期待を裏切る快晴。身支度を整えすぐに出発。登りは湖畔ルートから登るため、本栖湖沿いを進む。
【9:17】竜ヶ岳の登山口に到着。
登山口には登山ポストもなければ、標識もない。最初は戸惑ったが、ココが登山口です。

竜ヶ岳湖畔ルート登山口 ~ 竜ヶ岳の山頂

登山口から少し登ると竜ヶ岳の標識が。ココの標識を登山口に移動してほしい..。さらに少し進むと途中で地図にない、周遊歩道との分岐地点があるが、道標があるので、道間違いの心配はない。
登山道は尾根をジグザクに切った九十九折りの道が続く。これは石仏ルートと合流する手前まで一貫して続くため、道は単調。
この湖畔ルートだが、基本的に本栖湖を背にして登る。登っている途中に振り返ると本栖湖は見えるが、木々の隙間から見える程度で、景観はそれほど優れていない。
【10:49】石仏コースとの合流地点に到着。
合流地点までくれば山頂まであと少し。
【11:01】竜ヶ岳の山頂に到着。
山頂直前に登りがあると思っていたが、合流地点から平坦な道を進むとそのまま山頂に到着。

本来ならこの山頂杭の後ろに、富士山がそびえているはずだが、富士山は完全に雲の中。朝はバッチリ見えていたが、登っている間に雲をかぶってしまったようだ。まあ、なんとなく予感はしていたが..。

竜ヶ岳の山頂スペースだが、20~30人は収容できる十分な広さ。平らで草原になっているため、寝転がって昼寝をすることも可能。快適だったので、2時間弱ほど山頂に滞在。
山頂を端峠方面に少し進んだ場所に、西の南アルプス方面がよく見える少し開けた場所がある。笹をなぎ倒して人工的に作った小スペースで、天気が良ければ南アルプスの山々が見えるだろう。

竜ヶ岳の山頂 ~ 東屋

【12:50】竜ヶ岳の山頂を出発。
下りは石仏ルートで下山する。この石仏ルートだが、富士山に向かって歩く上、コースの中盤まで視界を遮るものがないため、湖畔ルートよりも景観は優れている。晴れていれば眼前に富士山を拝みながら歩くことができる。
石仏ルートの中間に、ルート名にもなっている石仏の祠がある。
【13:23】東屋に到着。
石仏のある広場には展望台もあり、ポイント地点になっている。この展望台からの展望だが、道中も展望は良いので、あまり意味をなさない展望台。

東屋 ~ 本栖湖キャンプ場

山と高原地図には掲載されていないが、石仏の広場と登山口の中間地点に、ベンチが設置された小広場がある。
あとは樹林帯を下り、登山口を目指すのみ。この区間特段トピックスはない。
【14:27】石仏ルートの登山口に到着。
登山口の先、舗装された道に入ったところで左に曲がるところを直進してしまう。地図にはその先にも左に曲がる道が記されていたが道はなく、道なき道を進むをことになるので要注意。
【14:55】本栖湖キャンプ場の竜ヶ岳登山者用駐車場に到着。
無事に到着。お疲れさまでした。

竜ヶ岳コースタイム

予定 実際 場所
- 09:00 竜ヶ岳登山者用駐車場
- 09:17 湖畔ルート登山口
- 10:49 合流地点
- 11:01~12:50 竜ヶ岳の山頂
- 13:23 東屋
- 14:27 石仏ルート登山口
- 14:55 竜ヶ岳登山者用駐車場

竜ヶ岳の難易度

難易度

08/30

総合難易度
必要体力 体力難易度2
コース距離 コース距離難易度2
所要時間 所要時間難易度2
危険度 危険度難易度0

登山難易度 登山難易度3
小屋・水場 小屋・水場難易度0
アクセス アクセス難易度2

総合難易度 総合難易度3

登山DATE

  • 歩行距離:8.10km
  • 高度上昇:0,608m
  • 高度下降:0,605m
  • 出発高度:0,905m
  • 最高高度:1,485m

  • 標高の差:0,580m
  • 活動時間:04:06
  • 休憩時間:01:49

  • 合計時間:05:55
距離・時間

登りで利用した湖畔ルートは、登山口から石仏ルートの合流地点まで一貫した九十九折のジグザグ道。石仏ルートより直登のため、遊びが少なく道は単調。景観は、本栖湖を背にして登るが、木々に遮られ景観はよくない。反面、石仏ルートは湖畔ルートよりも歩く距離は長いが、傾斜は緩やか。富士山を背にして登り、中盤以降は開けた道となるため、湖畔ルートより景観は優れている。

距離が短く景観の悪い直登の湖畔ルートと、歩かされるが傾斜は緩やかで景観の良い石仏ルート。この日は午前中が晴れていたので、石仏ルートから登って、湖畔ルートから下った方が正解だった。
必要体力
自分は大丈夫だったが、友人が後半つらそうだったので、初心者だとちょっとキツイと感じるかも。ただし、初心者でも若い人や体力に自信がある人は、問題ないレベル。
危険度・山小屋・水場
危険個所は全くない。山小屋も水場もないが、日帰り前提の山でコース距離も短いため、こちらも問題はない。
アクセス
車なら登山口の近くまでアクセスできるので問題なし。公共交通機関だと、河口湖駅からバスになるため、ハードルは少し上がる。
総括
危険個所もなく適度な体力レベルで景観が良いので、初級者から中級者まで楽しめる山。危険箇所がないので、親子登山にもおすすめ。富士山の景観を楽しむためにも、やはり天気の良い日に登った方が、楽しさは倍増するだろう。
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