百蔵山

百蔵山登山

百蔵山

Momokurayama

白

[百蔵山登山レポ]
猿橋駅から歩き東ルートで登る百蔵山登山

2023年1月2日(日)天候:晴れ
猿橋駅 ~ 百蔵山登山口 ~ 百蔵山 ~ 葛野(かずの)
  • 百蔵山(ももくらやま)山梨百名山秀麗富嶽十二景
  • 山梨県大月市にある、標高1,003mの山。百蔵山は、隣接する「扇山」「権現山」とあわせて「郡内三山(ぐんないさんざん)」とも呼ばれており、大月市の秀麗富嶽十二景の7番山頂にも選定されている。
    山名は大月に伝わる桃太郎伝説に由来する。かつて旧甲州街道沿い(江戸の日本橋から甲州の下諏訪までを結ぶ街道)には、犬目宿、猿橋宿、鳥沢宿、など多くの宿場が連なっており、現在も地名として残っている。伝説とは、百蔵山麓の桂川を流れてきた桃から生まれた桃太郎が、犬目で犬を、猿橋で猿を、鳥沢で雉の家来を見つけ、南の九鬼山にいる鬼を退治したという言い伝え。

百蔵山のコース

百蔵山の登山口は南の百蔵登山口と西の葛野(福泉寺)の2つ。多くの登山者は、百蔵山登山口から東西の周回ルートで登っている。
  • 東ルート人気コース!登り利用
  • 南の百蔵登山口から東回りで登るコース。
  • 西ルート人気コース!
  • 南の百蔵登山口から西回りで登るコース。
  • 葛野(福泉寺)ルート下り利用
  • 西の葛野(福泉寺近く)にある登山口から、大同山を経由して登るコース。
山と高原地図
百蔵山のコースが紹介されているのは、山と高原地図の「高尾・陣馬」です。地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

百蔵山の登山計画

プラン
最近連続で登っている大月市認定の秀麗富嶽十二景の山。今回、年始登山で難易度の低い百蔵山を計画。しかし、百蔵山はショートコースで時間があまるので、同じく短時間で登れて且つ同じ秀麗富嶽十二景の、岩殿山にも登ることにした。
コースとアクセス
猿橋駅から徒歩で百蔵山登山口までアクセスする。一般的に百蔵山単独であれば周回コースをとるが、岩殿山にも登るため、下山は西の葛野へ下り、そこから岩殿山の畑倉登山口に向かう。

百蔵山コースレポート

猿橋駅 ~ 百蔵山登山口

【7:08】猿橋駅に到着。
当初は始発電車でくる予定が、地元の駅で電車のドアが目の前で閉まってしまい、30分遅れての到着。電車に登山者は何人か乗車していたが、猿橋駅で下車したのは自分だけだった。百蔵山登山口近くまでバスもでているが、この時間はでておらず歩いてもバス停まで40分ぐらいなので、徒歩でアクセスする。しばらく幹線道路や住宅街を歩くが、スマホの電波が入るので、登山口までスマホのナビを使うと良い。ただ、ナビを使わずとも、ほぼすべての分岐や曲がり角に、道標が設置されていて道迷いの心配はない。
猿橋駅から百蔵山登山口まで、標高300mほど登るので、舗装道路を歩くとはいえ、そこそこ傾斜のある区間もあり。
【7:53】東ルートと西ルートの分岐に到着。
少し疲れたので、5分ほど小休憩。ココまで登山者とは誰にも会わず。ちなみに、西ルート方面に少し進むと、百蔵山登山口駐車場がある。

百蔵山登山口 ~ 百蔵山の山頂

【7:58】百蔵山登山口を出発。
前半は樹林帯の道だが、道が凹みになっており、そこに大量の落ち葉が堆積している。落ち葉が深い上、落ち葉の下には石が隠れており、かなり歩きづらい。登っていても、歩きにくくて気持ち悪い..。
20分ほど登ると尾根に出る。しかし、尾根に出た後も凹みで落ち葉が深く歩きにくい道は続く。
ココから山頂直下の上り道。これまでは比較的緩やかな上りだったが、最後となるこの区間は急登。要所で補佐用の鎖が設置されており、使わなくても登れるが、使った方が登りやすい。この区間で本日初となる登山者とすれ違う。
【8:59】百蔵山の山頂に到着。
目的の富士山の眺望もバッチリ。今年の初富士ゲットです。百蔵山の山頂は広々としており、山頂で寝転ぶことも可能。あと、テーブル付きのベンチもあるので、食事をするのにも申し分なし。しかし、まだ9時でお腹は減らないため、食事は次の岩殿山を予定している。
山頂には「百蔵大明神遺跡」と書かれた石碑がある。「遺跡」と書かれているのでおそらく、大昔ココに百蔵大明神を祀った神社が建立されていたと思われる。あと、標柱のある地点から見た富士山だが、よくみると枝がカットされており、どうやら人為的に作られた眺望のようだ。ちなみに、この冬枯れの季節は問題ないが、木々に葉が生い茂る春夏だと富士山もちょっと見えにくくなりそう。

↑が、最も富士山が良く見える写真。百蔵山から見た富士山の特徴は、松の木がカットに収まること。これまで登った他の秀麗富嶽十二景で、山頂に松の木が生えている山はなかったので。

ちなみに、30分ほど山頂に滞在していたが、登山者は誰もやってこず、山頂貸し切り状態でした。

百蔵山の山頂 ~ 葛野

【9:31】百蔵山の山頂を出発。
まずは、西ルートの分岐を目指す。分岐まで、道は緩やかな下り道。ちなみに、西ルートの分岐地点までの道で、登山者数組とすれ違う。これまで、他に登っている登山者はいない雰囲気だったが、結構いました。
山と高原地図に山名は記載されていないが、分岐の少し先に大同山(標高907m)というピークがある。展望はきかないため、そのまま通過。この先、道が直角に曲がる地点まで、緩やかな下り道が続く。道は上りで歩いた東ルートの広葉樹ではなく針葉樹の落ち葉で、登りよりも明らかに歩きやすい。
道が直角に曲がったあとは、金比羅宮まで急降下する。

【10:01】金比羅宮に到着。
山と高原地図に「金比羅宮」と書かれたポイント地点になっているが、小さな祠2つと簡素な造りの小さなお堂があるだけ。新年なので、お参りしておく。

金比羅宮を通過すると、倒木が多くやや廃れ気味の道となる。なお、道迷いの心配はない。あと、終盤にプチパワースポット的な雰囲気の区間がいくつかある。
【10:23】葛野の登山口に到着。
このコースから登る人は少ないだろうとは予測していたが、やっぱり西ルートの分岐から登山口まで、誰にも会うことはなかった。

ちなみに福泉寺は、道の途中にあれば寄ろうと思っていたが、少し寄り道しなければならないため、今回はパス。でも、あとで調べると臨済宗の由緒正しいそれなりの規模のお寺だったようで、年始だし寄っておけば良かった..。さてココからは、葛野地区を歩き、岩殿山の畑倉登山口を目指す。

To be continued...

百蔵山コースタイム

予定 実際 場所
06:34 07:08 猿橋駅
07:24 07:53~07:58 百蔵山登山口
08:44~09:04 08:59~09:31 百蔵山の山頂
09:34 10:01 金比羅宮
10:24 10:23 葛野の登山口

百蔵山の難易度

難易度

04/30

総合難易度
必要体力 体力難易度1
コース距離 コース距離難易度2
所要時間 所要時間難易度1
危険度 危険度難易度0

登山難易度 登山難易度2
小屋・水場 小屋・水場難易度0
アクセス アクセス難易度0

総合難易度 総合難易度1

登山DATE

  • 歩行距離:8.5km
  • 高度上昇:0,694m
  • 高度下降:0,676m
  • 出発高度:0,325m
  • 最高高度:1,003m

  • 標高の差:0,678m
  • 活動時間:02:38
  • 休憩時間:00:37

  • 合計時間:03:15
必要体力・距離・時間
体力的には山頂直下の急登が難所だが、とは言っても数十分あれば登れる規模なので、大したことはない。距離は純粋な山道だけだと、約4.5kmと約8.5kmのうち山道を歩いたのは5割ほどで、休憩を除く活動時間は3時間強というショートコースだった。ただ、本文にも書いたが、この時期は落ち葉が深く、歩きづらかった。
危険度・山小屋・水場
山頂直下の急登で鎖は設置されていたが、危険箇所と言うほどではない。それ以外でも、危険と思われれる箇所もなく、道迷いの心配もない。山小屋、水場はいずれもないが、ショートコースの山なので、こちらも問題はない。。
アクセス
最寄りの猿橋駅から登山口まで、徒歩やバスでアクセスが可能な上、車であれば登山口までアクセスも可能。車でアクセスすれば、距離も時間もさらに短くなり、入門レベルまで難易度は下がる。
総括

入門から初心者にオススメの山。経験者なら時間があまるので、扇山や権現山まで縦走するか、岩殿山とセットで登るのがオススメ。百蔵山単独なら昼頃から登っても十分間に合う。あと、山頂からの富士山は、他の秀麗富嶽十二景に比べてやや見劣りする印象。人為的に木の枝がカットされてたし..。

ちなみに、この百蔵山の山頂には桜が植えられているため、登るなら桜の開花時期が、ベストかもしれない。
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