雁ヶ腹摺山

雁ヶ腹摺山登山

雁ヶ腹摺山

Gangaharasuriyama

白

[雁ヶ腹摺山登山レポ]
公共交通機関で金山鉱泉から登る雁ヶ腹摺山と姥子山

2022年11月19日(土)天候:快晴
金山鉱泉登山口 ~ 金山峠 ~ 雁ヶ腹摺山 ~ 姥子山 ~ 金山峠 ~ 金山鉱泉登山口
  • 雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)山梨百名山秀麗富嶽十二景
  • 山梨県大月市にある標高1,874mの山。大菩薩嶺から続く小金沢連峰の支脈にある山の1つ。山頂から富士山の展望に恵まれ、旧五百円紙幣の裏側に印刷されていた富士山の絵の写真が、撮影された山としても有名。山名の由来は、渡り鳥であるガンがその腹をこするようにしてここを越えていったことから名付けられた。東南側にある姥子山と共に大月市認定の「秀麗富嶽十二景」の1番山頂に選定されている。
  • 姥子山(うばこやま)秀麗富嶽十二景
  • 山梨県大月市にある標高1,503mの山。東峰と西峰のある双耳峰で、東峰からの眺望が優れている。雁ヶ腹摺山と共に大月市認定の「秀麗富嶽十二景」の1番山頂に選定されているため、単独よりも雁ヶ腹摺山とセットで登られている。

雁ヶ腹摺山のコース

雁ヶ腹摺山周辺案内地図 雁ヶ腹摺山周辺案内地図
雁ヶ腹摺山の登山口は、西の大峠と南東の金山(かなやま)鉱泉の2つのみ。
  • 大峠から雁ヶ腹摺山人気コース!
  • 西の大峠から登るコースで、山頂までの標準コースタイムは1時間。最短コースのため、このコースで登るのが王道。ただし、姥子山も登る場合、雁ヶ腹摺山から姥子山まで往復2時間を要する。大峠までは車かタクシーでのアクセスが一般的。ただし、例年12月初旬~4月下旬までの冬季は、大峠までの道が封鎖されるため車でのアクセスは不可となる。公共交通機関なら、「ハマイバ前」バス停から3時間ほど歩きアクセスすることも不可能ではない。
  • 金山鉱泉から雁ヶ腹摺山登り利用下り利用
  • 南の金山鉱泉から金山峠を経て登るコース。コース距離も長く利用者も少ないため、中級者以上向けとされている。なお、金山鉱泉から金山峠までの道は、大垈山経由と沢沿いの道とがあり、沢沿いの方が標準コースタイムは短いが、道が廃れており、山と高原地図では破線表示となっている。登山口へのアクセスは車以外に、「遅能戸」バス停から1時間ほど歩くことも可能。ただし本数は少ないので帰りは要注意。
山と高原地図
雁ヶ腹摺山のコースが紹介されているのは、山と高原地図の「大菩薩嶺」です。地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

雁ヶ腹摺山の登山計画

プラン
かなり以前から、旧五百円紙幣の富士山の絵の写真が撮影された山として、認知していたが、公共交通機関でのアクセスが悪いため、後回しにしていた。そろそろ関東周辺で日帰りできる山の候補がなくなってきたため、重い腰を上げて白羽の矢を立てた。
アクセス
今回もいつもどおり、公共交通機関を使ってアクセスする。最寄り駅は大月駅。バス停は「ハマイバ前」「遅能戸」の2つがあり、コースはこのバス停を起終点とする周回コースか、それぞれのピストンとなる。それぞれのバス停の土日の時刻は下記。
  • ■往路(土日)
  • 遅能戸:7:28大月駅発 → 7:42着
  • ハマイバ前:7:00大月駅発 → 7:24着
往路に関してはどちらのバス停でもそれほど違いはない。問題は復路。
  • ■復路(土日)
  • 遅能戸:17:10
  • ハマイバ前:15:10、17:15、18:25
本数が多い「ハマイバ前」に比べて「遅能戸」は17:10の1択のみ。(その前に14:00もあるが時間的に不可)。バスの時間を考慮して、普通に考えれば、遅能戸 → ハマイバ前の周回コースとするのが定石。
コース

まずは、周回コースを検討したが、ネックとなったのは大峠からハマイバ前バス停までの林道歩きが2時間50分もあること。林道を2時間50分も歩くのはかなり嫌。そうなると「遅能戸」バス停のピストン。しかし、遅能戸バス停の大月行で利用できるバスは17:10のみで時間の融通が効きにくい。そこで目をつけたのが、大月駅前にある24時間利用可能なレンタサイクル。このレンタサイクルを使えば、距離的に大峠まで行くのは困難だが、金山鉱泉までならナビタイム計算で50分でアクセス可能。また、バスが運行していない早朝のアクセスにも対応できる。これならいけると、レンタサイクルで登山口までアクセスすることにした。コースはピストンのため、姥子山は復路で寄ることに。また、金山峠までの2つのコースは、往路と復路で使い分けた。

このプラン、良かった点と大失敗だった点があるので、のちほどレポートで紹介していく。

雁ヶ腹摺山コースレポート

大月駅 ~ 金山鉱泉登山口

【6:53】大月駅に到着。
すぐさま駅前のレンタサイクルコーナーで貸出手続きを済ませる。レンタサイクルは、事前にネットで確認しており、見た目からロードバイクに近いイメージをもっていたが、実際は車高が低くて完全なシティサイクル。昨年、祖母山登山の折、豊後竹田の岡城跡にレンタサイクルでいったときは、山道をグイグイ登れたので、そのイメージを持っていたが、これは誤算..。まあ、なんとかなりそうなので、計画は変更せず、金山鉱泉登山口へ向かう。

【7:20】遅能登バス停に到着。
傾斜があり自転車を押す場面もあったが、ココまでは比較的順調。しかし遅能登から先の道を間違え、別の道を10分をほど進んでしまう。金山鉱泉まで1本道だと思いこんでいたことが原因。急坂を汗かきながら自転車を押して登った10分だったので、小さなミスとは言えず、余計な体力を浪費してしまう..。
バスでアクセスした場合は、遅能登から徒歩となるが、その場合金山登山口まで約1時間。自転車なので、バスより時間短縮のアドバンテージを発揮できると考えていたが、遅能登以降は、道に傾斜が出て、自転車が全く役に立たず。むしろ、押して登るので、アドバンテージどころかビハインド。遅能登の少し先に「河野園」「森屋荘」という民宿があり、自転車を使うならこの民宿あたりまで。それ以降は、自転車を押して歩くため、鉄の塊に車輪が付いただけの長物となる。途中で気付いたが、計画の完遂にこだわり、また"帰りは楽になるはず"という思いで、金山鉱泉まで頑張って自転車を押して歩く。でも実際は、半べそをかきながら、自転車押してました。

【8:15】金山鉱泉登山口に到着。
自転車を押して歩いたので、普通に歩くよりずっと疲れた..。結局バスと徒歩でアクセスした場合と大差ない時間だし。

この金山鉱泉、数年前まで明治35年創業の老舗民宿「金山鉱泉山口館」が営業していたが、 2019年3月に閉館し、建物も取り壊され更地になっていた。なので「河野園」以降、建物はない。そのためか、金山鉱泉への林道の一部で、道が落ち葉に覆われ、落石が転がるなど、荒れ気味の箇所があったので、現在地元の方でも、金山鉱泉に行く人はほとんどいないのではないかと思われる。金山鉱泉登山口に自転車を駐車し、スマホアプリで自転車にロックを掛ける。(鍵はなく、アプリとの通信でロックを掛けるタイプ)この行為が、楽になるはずの復路で大きな誤算を生むことになる。(詳細は最後に)
ポイント金山鉱泉
金山鉱泉には、かつて武田家の隠し金山があり、金鉱の採掘をした鉱夫たちを療養させた鉱泉として伝えられている。ちなみに読み方は「かなやまこうせん」である。

金山鉱泉登山口 ~ 金山峠

【8:23】金山鉱泉登山口を出発。
最初に沢を渡るが、その直後予想外に下流方面へ登山道が伸びている。加えて、序盤は作業道っぽい感じの廃れ具合でかつ急登なため、この道で正しいのか不安になった。少し登ると道もはっきりし始め登山道であることの確信を得る。最初は沢の窪んだ道を登り、10分ほどで尾根に出る。以降は尾根を登るのかと思いきや、そんな単純ではなかった。
金山鉱泉から大垈山分岐までの区間、道標や目印(ピンクリボン)はほとんど設置されておらず、道は廃れ気味で、落ち葉のせいもあり、トレースの薄い箇所もある。なんか鬱々たる雰囲気で、地味にきついし、登っていて帰りたくなりました。
終盤は再び尾根上を進むが、道の分かりづらい場面が2回ほどあったので要注意。なお、序盤は急登だった道も、終盤は多少緩やかに。
【9:38】大垈山(おおぬたやま)分岐に到着。
金山鉱泉から約1時間20分ほどだが、人もおらず道も廃れ気味だったため、心理的には長く感じた。余裕があれば、大垈山に寄るつもりだったが、とてもそんな気分になれないのでパス。ココから金山峠までは下り中心の道。
【9:51】金山峠に到着。
山の峠あるあるだが、地味で何もない。峠名も雑に作られた杭にテープが巻き付けられ、手書きで「金山峠」と書かれている。

金山峠 ~ 百間干場 ~ 姥子山分岐

金山峠から少し下ると、すぐに百間干場(ひゃっけんほしば)に到着。百間干場には、奈良子川が流れており、若干水質に不安はあったが、ココで水を補充。また、百間干場には奈良子林道も通っているが、岩や土砂、落ち葉などが道路に散乱しており、車はとても通れない。(もともと通行禁止だとは思うが)百間干場から奈良子林道を川上に向かって少し進むと、登り尾根の入口に着く。
【10:08】登り尾根入口に到着。
ココからが第2ステージ。誰もが感じると思うが「ココ登るの?」って思いました。林業で伐採された禿山上をコースが通っている。
金山峠まで道標はほとんどなかったが、金山峠以降はしっかり設置されている。さて、この登り尾根だが急登です。道は尾根上をひたすら上に向かって登るだけの単調な道なので、黙々と登る。ただ、黙々と言っても急登なので、当然ながらキツいです。

【11:02】姥子山分岐に到着。
この林道も奈良子林道で、うねった山道を辿れば先ほどの百間干場に辿り着く。道は百間干場ほど荒れていないが、ココも一般車は通行禁止だと思う。

復路を「ハマイバ前」バス停に下るなら、姥子山は往路で登る必要がある。しかし、自分は金山鉱泉のピストンなので、復路で姥子山に寄ることができる。これは、今回のルートの大きなアドバンテージ。あくまで主目的は雁ヶ腹摺山なので、登山者心理として、その前に寄り道して違う山を登るのって精神的にかなり嫌。このときは、相当疲れていたので、もし復路が「ハマイバ前」バス停だったなら姥子山はパスしていたと思う。

姥子山分岐 ~ 雁ヶ腹摺山

【11:08】姥子山分岐を出発。
ココからが最終の第3ステージ。白樺平を経て、雁ヶ腹摺山の山頂を目指す。
白樺平から雁ヶ腹摺山へ向けて最後のアタック。体力的にはすでにボロ雑巾のようになっていますが、最後の区間なので精神的にはちょっと↑向き。この区間は緩い傾斜と急傾斜が断続的に現れます。でも、総合的にはやっぱりキツイ。道は引き続き単調。標高は上がってきているが、振り返っても展望はきかない。

本日はこの旧五百円紙幣の裏側に印刷されていた富士山を見にきたと言っても過言ではない。その期待を裏切らない素晴らしい富士山で感無量。実際の旧五百円紙幣と比較するとそっくり。手前の山は三峠山だが、山のシルエットが全く同じ。

雁ヶ腹摺山からの展望だが、写真からわかるとおり、富士山のある南側の展望のみが開けており、それ以外は樹木に覆われている。まさに富士山を見るための山と言っても過言ではない。そして、素晴らしいのはその画角。限られた画角の中に納まる富士山は、開けた展望の中にそびえ立つ富士山とは一味違った魅力がある。
登頂直後は、7名ほどの中高年登山者グループがいたが、自分とほぼ入れ替わりで大峠に下山していった。40分ほど山頂に滞在していたが、その後誰も登山者は現れず(汗)。おそらく、大峠から1時間のコースタイムなので、登頂する時間帯のピークが10~11時ごろなのではないかと思われる。つまりこの時間帯は遅すぎて誰もこない。写真を撮ってもらいたかったけど、痺れを切らして下山開始。待てば、そのうち姥子山に向かった登山者たちが戻ってくるはずだが、いつ頃になるかわからないし..。

雁ヶ腹摺山 ~ 姥子山

【12:54】雁ヶ腹摺山を出発。
白樺平を経由して、姥子山に向かう。下りは落ち葉のクッションが膝にやさしく、歩きやすい。
白樺平から姥子山の途中で奈良子林道を横切り、そこから姥子山の上りとなる。登り自体は大したことないが、ネックなのは東峰と西峰がある双耳峰で、展望・眺望の優れているのは奥側に位置する東峰であること。特に東峰と西峰の鞍部がゴチャゴチャしており、下りはともかく、登りで立ち寄るのは面倒な印象。
姥子山(西峰)は、展望は全くきかないため、そのまま通過。ちなみに、雁ヶ腹摺山から姥子山までの区間で、登りですれ違った登山者全員と再びすれ違う。
姥子山からの富士山も素晴らしいが、個人的には雁ヶ腹摺山の方が好みかな。あと、時間による太陽の照射の影響で、富士山の眺望が、シルエット風になってました。

姥子山 ~ 金山峠

【13:51】姥子山(東峰)を出発。
あとは金山鉱泉に下るだけで、バスの時間も気にしなくて良いので、晴れ晴れとした気分。
1つ前の写真の禿山に出た直後の道標で、記憶違いにより3分ほど直進してしまい引き返す羽目に。
【14:48】再び金山峠に到着。
下りは金山峠から大垈山経由ではなく、山と高原地図で破線表示されている沢沿いの道を下る。この道は大垈山経由よりコースタイムが25分短く上りもないため、道に問題なければ、この道を使った方が楽なはず。

金山峠 ~ 金山鉱泉登山口

最初に書いておくが、この区間は目印めちゃくちゃ多いです。大垈山経由のコースとはえらい違い。

まずは、金山峠から沢に向かって急下降する。最初のポイントを書いておくと、金山峠から5分ほど下ってすぐ沢に下りたつこと。沢へ下りる地点がわかりづらかったので、道に悩んだら沢におりてしまって良い。以降、金山鉱泉の林道に出るまで沢から離れることはないので、その2点を意識して歩けばこのコースも恐れるに足らず。ただし、終始沢沿いを歩くため、当然ながら雨季の増水時などは通行要注意。

沢に下りた直後は水はなく、極端なV字地形で地面は砂なので、めちゃくちゃ歩きにくい。「本当にココ登山道?」と思うかもしれないが、れっきとした登山道です。
金山峠から20分ほど進むと、道の状態も安定。歩きやすそうな箇所や、踏み跡・トレースを探して進みます。厳密な登山道を見つけようとしないで、目印を頼りに、沢から離れないことを意識して、適当に進めば問題ない。一瞬道間違いで沢から離れたルートを歩いていたが、道間違いに気付き沢に戻った。
沢の合流地点を過ぎると、薄暗いゾーンを脱出。この先、何度か沢を渡渉しながら進みます。道がおかしいと思ったら沢の反対側を確認すると、道が見つかったりします。
林道に出ました。金山峠から50分経過しているので、コースタイム的にはこんなもんだが、想定よりも早く感じた。おそらく登りの大垈山経由の道が長く感じたので、その対比で短く感じただけだと思う。あとは林道を歩き、金山鉱泉登山口を目指すのみ。ちなみに、金山鉱泉登山口までの林道は、土砂崩れに落石多数と荒れ放題です。

【15:48】金山鉱泉登山口に到着。
往路は苦労した林道歩きも、復路は下りのため、快適に大月駅まで戻れるはず。だったが、最後に痛恨のトラブルが待ち受けていた。

自転車のロックを解除するため、携帯電話の電源をオンにしたが、電波が圏外で自転車のロックが解除できず(汗)。朝は金山鉱泉の登山口でも電波が立っており、ロックできたので、想定外の事態。自転車にサポートセンターの電話番号が掲載されていたので、ダメ元で電話してみたが、やはり電話もつながらず。もともとシティサイクルという前提なので、圏外まで自転車で移動することを想定していないのだろう。

ロックがかかっているのは後輪だけなので、仕方なく電波が入る場所まで後輪を持ち上げながら自転車を押して歩くことに。復路で楽するために往路を頑張ったのが、徒労どころか完全裏目の大きなマイナス。結局電波がつながったのは遅能戸バス停の手前、民宿「森屋荘」を過ぎたあたり。こんなことなら、最初から遅能戸バス停付近に駐車しておけば良かった..。行きも帰りも無駄な労力を使うことになり、ほんと疲れた..。ただ、自転車のロックが解除されたあとは超速で、大月駅まで10分で着きました。

雁ヶ腹摺山コースタイム

予定 実際 場所
06:38 06:53 大月駅
07:28~07:38 08:15~08:23 金山鉱泉登山口
09:08 09:38 大垈山分岐
09:23 09:51 金山峠
09:43 10:08 登り尾根入口
10:43 11:02~11:09 姥子山分岐
11:53~12:38 12:15~12:54 雁ヶ腹摺山
13:23~13:38 13:39~13:51 姥子山
13:58 14:06 姥子山分岐
14:38 14:36 登り尾根入口
14:58 14:48 金山峠
16:08 15:48 金山鉱泉登山口
16:58 16:55 大月駅

雁ヶ腹摺山の難易度

難易度

20/30

総合難易度
必要体力 体力難易度4
コース距離 コース距離難易度4
所要時間 所要時間難易度4
危険度 危険度難易度3

登山難易度 登山難易度8
小屋・水場 小屋・水場難易度3
アクセス アクセス難易度2

総合難易度 総合難易度7

登山DATE

  • 歩行距離:14.44km
  • 高度上昇:1,320m
  • 高度下降:1,323m
  • 出発高度:0,700m
  • 最高高度:1,874m

  • 標高の差:1,174m
  • 活動時間:08:57
  • 休憩時間:01:05

  • 合計時間:10:02
必要体力・距離・時間

獲得標高でいうと先週登った鍋割山と変わらないが、実感としては鍋割山より数倍キツかった。大きな要因の1つは、間違いなく林道での自転車押し歩き。GPSは登山口でスイッチを入れたので、林道歩きの数値が反映されておらず、実際の獲得標高は+243mほどオンされる。その他は、急登が多く道が廃れ気味だったこと。金山鉱泉から金山峠、登り尾根、姥子山分岐から雁ヶ腹摺山、すべての区間キツかった。

距離にも自転車で移動する予定だった林道歩きが含まれていないため、実際は20kmほど。時間も活動時間で約9時間。完全なドM登山でした。なんか今回は計画段階から気分がのらず、特に序盤は何度か撤退を考えました。
沢沿いのコースについて

山と高原地図で破線表示されている沢沿いのコースについてまとめておく。沢沿いの道で、トレースは不明瞭だが、道迷い防止の目印は大量に付けられているので、目印を追いかけていけば道に迷うことはない。何度か偽トレースに騙されたので、踏み跡よりも目印の方が信頼性は高い。また、このコースを通るなら、以下の点を覚えておくと良い。

◇下り
・金山峠を下った序盤の早い時点で沢に下りる
・金山鉱泉の林道手前まで、沢から大きく離れることはない

◇登り
・林道から沢に下りれば、金山峠の直前まで、沢から大きく離れることはない
・途中で沢の合流(分岐)地点があるため、右の沢に向かう(道標あり)
・沢は、これ以上進めそうにない地点まで登り詰め、最後に右側の斜面を登ると金山峠に辿り着ける。

コース全般について
今回は周回コースをとらず金山鉱泉からピストンしたが、これは正解だった。その理由は、ピストンといっても、全く同じ道ではなく、金山鉱泉~金山峠の区間は別々の道を歩けるため、変化を楽しめること。大峠から「ハマイバ前」バス停への林道歩き2時間50分を回避できること。姥子山へは下山時に寄れるため、往路の工程に余裕ができ、姥子山にも余裕を持って立ち寄れること。金山鉱泉まで、バスの本数が少ないデメリットは、レンタサイクルを利用することで回避できる。
危険度
鎖場はなく、滑落を注意するような危険箇所もない。(沢から林道に出る道だけやや危険)ただ、金山鉱泉~金山峠の区間はどちらのコースを歩いても、道が廃れ気味でコース不明瞭な箇所があるので、道迷いの危険度は少しあり。雁ヶ腹摺山、姥子山周辺は登山者も多く、道迷いの心配もない。
山小屋・水場
有人・無人問わず、山小屋・避難小屋はない。公式の水場はないが、登山口や百間干場に水の流れる沢があるため、自己責任の範疇で水の補給は可能。自分は汗かきで水をよく飲むので、沢の水を補給したが、しなかったらもっとキツくなっていたと思う。
アクセス

今回レンタサイクルでアクセスしたこと自体は、間違っていなかったと思う。ただ、レンタサイクルを使うなら、遅能戸バス停付近に駐車して、登山口まで歩くこと。そうすれば、レンタサイクルのメリットだけを享受できる。

ちなみに、大峠へ向かう林道は毎年12月初旬から、4月下旬頃まで冬季閉鎖の為、車は通行止めとなるので、大峠にアクセスする場合は要注意。
総括

今回は良かった点、失敗した点がはっきりと出た山行だった。金山鉱泉から登るコースは、他サイトなどでも中級者以上と説明されていることが多く、健脚向け。正直、体力的にキツく、苦い思い出となったので、もう1度雁ヶ腹摺山に登るとしても、このコースからは登りません。下山利用ならありかな。

雁ヶ腹摺山は、100%富士山を見るために登る山と言っても過言ではないため、絶対晴れ予報の日に登りましょう。また、登るのは富士山が雪化粧をしていて、空気が澄んでいる秋から初春がオススメ。
ご質問・感想などコメント歓迎します。
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