日本百名山の岩木山登山記録

日本百名山岩木山
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[岩木山登山レポ]
岳登山道から登る10月初旬の岩木山リベンジ登山

2016年10月1日(土) 天候:晴れのち曇り
岳登山口 ~ 岩木山八合目 ~ 岩木山頂 ~ 岩木山神社
  • 岩木山
  • 別名「津軽富士」と呼ばれている、青森県のにある標高1,625 mの火山。青森県の最高峰。古くから山岳信仰の対象とされている山で、南側の麓には岩木山神社、山頂には岩木山神社奥宮が鎮座している。有料道路である津軽岩木スカイラインが八合目まで開通しており、乗り合いバスも運行している。さらに八合目から九合目まではリフトが運行しているため、登山しない人でも登頂が可能な山。
    日本百名山日本新百名山

岩木山のコース

登山口は弥生、新弥生(弥生いこいの広場)、岩木山神社、岳温泉前、赤倉神社、大石神社の6つ。なお、弥生いこいの広場が登山口の弥生新道は、2016年8月11日(山の日)に開通した新ルート。

  • 岩木山のコース
  • 下り
  • 百沢登山道
  • 南の岩木山神社奥にある百沢スキー場にある登山口から登るコース。麓の岩木山神社から登るため、表参道的な位置づけとされている。
  • その他コース
  • 弥生登山道
  • 西の弥生または、新弥生(弥生いこいの広場)から登るコース。
    弥生と新弥生は3合目で合流する。弥生から登った場合、最も標高差のあるコースとなる。コース上に合目案内の標柱が設置されている。
  • 登り
  • 岳登山道
  • 南西の岳温泉前から津軽岩木スカイラインと並行する形で登るコース。標高差が最も少なく、登山道の中では難易度の低いコース。
  • その他コース
  • 赤倉登山道
  • 北東の赤倉神社から登るコース。登山口まで公共交通機関が出ていない。八合目付近の登山道まで、33体の観音さま『三十三観音』が一定間隔で祀られている。
  • その他難路コース
  • 長平登山道
  • 北西の青森スプリング・スキーリゾート(ナクア白神スキーリゾート)から登るコース。
    山と高原地図では破線表示されており、登山口まで公共交通機関も出ていないため、おそらく最も登山者が少ないコース。
アイコンの説明はこちら。
※コース名に厳密な名称はありません。
地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

岩木山の登山計画

9/29から3日間の青森登山遠征。9/29は岩木山、9/30は八甲田山。10/1は市内観光を予定していた。しかし、9/29に登った岩木山の天気が大荒れだったため、10/1の市内観光をキャンセルしてもう一度岩木山に登ることに。
一昨日は弥生登山道から登っているため、当初は津軽岩木スカイラインを使いバスで八合目までショートカットする予定だったが、いざ登山口に到着すると、もう1回登る気になってしまったので、岳登山道から改めて登ることにした。

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岩木山コースレポート

岳登山道登山口 ~ 巨木の森への分岐

【08:14】岳温泉前バス停に到着。
岳温泉前バス停で下車した人はもう1人いたが、何処かに消えてしまった。本日の天気は良好。ギリギリまで津軽岩木スカイラインを使うか迷っていたが、短縮できる時間差は約2時間。悩んだ末、結局登山口から登ることにした。なお、出発準備をしていると、津軽岩木スカイラインで八合目まで行くバスがやってきたが、乗客はゼロだった。

岳温泉前という名前のとおり、このあたりは温泉街になっている。前日入りして、温泉旅館に泊まり、翌日に岩木山に登っている登山者もいるようだ。登山口には小さな神社があるため、鳥居が設置されている。バス停から登山口まで迷うことはないだろう。
【09:00】巨木の森への分岐地点に到着。
標準コースタイム1時間のところ35分で到着。登山3日目だが、傾斜も緩やかで、思いのほか体も動いたので、ココまで順調。山頂まで2時間30分と書かれた杭があり、中間地点となる津軽岩木スカイラインの終点である八合目までのコースタイムは1時間。

巨木の森への分岐 ~ 岩木山八合目

分岐以降は再び道幅が狭くなり、少しずつ傾斜が出始める。道自体は引き続き登りやすい。途中で「山頂まで二時間」の杭がある。計算上この杭から30分で八合目のはず。少し進むと車のエンジン音が聞こえてきたので「八合目まであと少し」と思いきや、それからが長かった!「あと少しのはず」「もうそろそろ着くはず」と心の中で繰り返しながら登るが、なかなか八合目が見えてこない。このポジティブシンキングが裏目となり、後半はかなりキツかった。
【09:59】津軽岩木スカイラインの終点、岩木山八合目に到着。
結局、巨木の森への分岐地点から、結構飛ばした筈なのに、標準コースタイムぴったりの1時間。この区間の標準コースタイムはかなり厳しめなので、余裕を見ておいた方が良い。
到着してから気付いたが、八合目に売店があるんだから、わざわざ重い水を2Lも持って登る必要なかった。おかげで無駄に疲れたし。八合目手前でバテてしまったので、九合目へ向かう登山道入口で座り込んで休憩。リフトを使う選択肢もあったが、引き続き天気は良好なため、リフトを使わず登ることに。休憩していると、リフトを使わず登山道から登る人たちも、ちらほらいた。

岩木山八合目 ~ 岩木山九合目

【10:16】岩木山八合目を出発。
八合目から九合目までの標準コースタイムは40分。八合目手前でバテた疲労が、休憩しても抜け切れず、八合目以降はより一層輪をかけてキツかった。また八合目以降の登山道は、もう少し整備された歩きやすい道を予想していたが、案外普通の登山道。道幅も狭いので、登山やらない人にとってはちょっとキツイ道かもしれない。

途中で、疲労に加え、猛烈なシャリバテに見舞われ、体が動かなくなったため、最後の行動食である魚肉ソーセージ2本を食べる。本来、この日の登山は予定していなかったので、行動食はこれで最後。でも、この魚肉ソーセージでライフゲージが少し回復した。

【10:48】岩木山九合目の鳳鳴(ほうめい)ヒュッテに到着。
ココまでくればあと少し。九合目以降は、一昨日の下りで利用しているため、距離感も把握している道。九合目あたりから雲が増え、霧が出始める。前日八甲田山から見えた岩木山は終日雲がかかっていなかったので、この日も大丈夫だろうと思っていたが判断が甘かったか・・。でも、急ぎたいのは山々だが、急いで登れるほど体力は残っていない・・・。

九合目にある鳳鳴ヒュッテは、1964年1月秋田県立大館鳳鳴(おおだてほうめい)高等学校山岳部員5名が遭難(うち4名が死亡)した事故により、建てられた避難小屋。小屋内部はキレイとはいえないので、本当の意味での避難小屋。[鳳鳴ヒュッテ内部の写真]

岩木山九合目 ~ 岩木山頂

九合目以降の道はガレ場となるが、足元は比較的安定しているので、登りにくいガレ場ではない。九合目までリフトで登ってきた人も、山頂までは自分の足で登らなければならないため、人も倍増。登りのときはそれほど混んでいなかったが、下りのときは大渋滞が発生していた。
【11:07】岩木山頂に到着。

岩木山頂

南東方面から霧が出始めていたが、なんとかギリギリセーフかな。独立峰の山だけあって360度の展望だが、想定より雲が多く、地平線の方角は雲で見えない。前々日に登った時とは大違いで、山頂は人で溢れかえっている。人は多いが山頂は広く、人の出入りも激しいため、手狭感はない。一昨日登ったときは、オコジョが出てきてくれたが、これだけ騒々しかったらオコジョも出てこないだろう。

岩木山頂 ~ 焼止まり避難小屋

【13:30】岩木山頂を出発。
約2時間滞在していたが、霧も濃くなるばかりで、晴れる気配もないため、ボチボチ下山することにした。一昨日と同じく、百沢登山道から岩木山神社へ下山する。

九合目の鳳鳴ヒュッテまで登山道はダダ混みで、まさに蟻の行列状態。九合目の鳳鳴ヒュッテを過ぎ、百沢登山道に入ると、道はガラガラ。まあ、予想はしてたけど。九合目から焼止まり避難小屋までは、沢沿いを下る道。途中に錫杖清水(しゃくじょうしみず)と呼ばれる水場がある。
【14:34】焼止まり避難小屋に到着。
この避難小屋も鳳鳴ヒュッテ同様に、緊急時以外は積極的に使いたくない小屋。一応トイレもある。 [焼止まり避難小屋内部の写真]

焼止まり避難小屋 ~ 姥石 ~ 百沢スキー場

焼止まり避難小屋以降の道は、完全な樹林帯。岩木山は麓に近づくにつれ道が緩やかになるため、膝に負担がかかるような急登もなく、特に姥石を過ぎたあたりから、とても歩きやすい。
【16:09】岩木山神社の入口に到着。
これで青森3日間の登山遠征もこれで終了。さすがに岩木山2回登ったので、かなり疲れた。

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岩木山コースタイム

予定 実際 場所
08:10 08:14 岳温泉前バス停
08:15 08:23 岳登山道登山口
09:15 09:00 巨木の森への分岐
10:15 09:59~10:16 岩木山八合目
10:55 10:48 岩木山九合目
11:25~13:00 11:07~13:30 岩木山頂
14:20 14:34 焼止まり避難小屋
15:00 15:02 姥石
15:50 15:34 百沢登山道登山口
16:10 16:09 岩木山神社

岩木山の難易度

難易度

12/30

総合難易度
必要体力 体力難易度3
コース距離 コース距離難易度3
所要時間 所要時間難易度3
危険度 危険度難易度0

登山難易度 登山難易度5
小屋・水場 小屋・水場難易度0
アクセス アクセス難易度3

総合難易度 総合難易度4
※ 22,221歩(岳登山道登山口~岩木山神社までの歩数)
※ アクセスは東京基点
評価基準の詳細はこちら。

さすがに登山3日目だったので、後半はバテたが、一昨日に登った弥生登山道よりも、登山道は整備されており登りやすい。弥生登山道で泣かされた笹薮も、岳登山道ではあまり見かけなかった。標高差も少なく、標準コースタイムも短いので、他登山道よりも楽に登れるが、ちょっと面白味にかけるコースかな。難所は巨木の森への分岐から八合目まで。車のエンジン音が聞こえてからも結構登るので、車のエンジン音が聞こえても、油断して後半バテないように。

百沢、弥生登山道と同様に鎖場もなく、危険箇所は特にない。水場はないが八合目の売店を利用すれば、水にも困らない。

下山で利用した百沢登山道だが、焼止まり避難小屋まではガレ場となるため、ガレ場が苦手な人や、シニアはちょっと注意が必要。でも、足元は安定しているため、一昨日登った弥生登山道のように足元がズルズル滑ることはないので、雨が降って地面がぬかるんでいるようなときは、百沢登山道のほうが登りやすいだろう。登りで利用した場合、終盤に水場があるので、水場の環境には恵まれている。

たまたまかもしれないが、岩木山は地形的に雲をかぶりやすい?2回とも昼から天候が崩れたので、朝早めに登ったほうが良いかもしれない。と言っても、バスで登山口までアクセスする場合は、限界があるので、お金に余裕があれば往路だけでもタクシーを使うのもありかと。
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