北横岳登山記録

北八ヶ岳の北横岳
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[北横岳登山レポ]
麦草峠から茶臼山・縞枯山経由で登る北横岳 北八ヶ岳縦走登山その1

2016年9月3日(土)天候:晴れのち曇り
麦草峠 ~ 茶臼山 ~ 縞枯山 ~ 北横岳 ~ 亀甲池 ~ 天祥寺原 まで
  • 麦草峠
  • 北八ヶ岳の茶臼山と丸山の間にある標高2,120mの峠。周辺には丸山、白駒池、高見石、雨池などの景勝地があり、トレッキングの起終点にもなっている。峠には山小屋「麦草ヒュッテ」もある。
  • 茶臼山(ちゃうすやま)
  • 北八ヶ岳にある標高は2,384mの山。麦草峠のすぐ北に位置する。
  • 縞枯山(しまがれやま)
  • 北八ヶ岳にある標高は2,403mの山。木々が立ち枯れたり倒れたりすることにより、遠くから縞状の模様に見える「縞枯れ現象」が見られる山で、それが山名にもなっている。花の百名山にも選ばれている。
    花の百名山
  • 北横岳
  • 北八ヶ岳の主脈で、南にある横岳と区別するために北横岳と呼ばれている。山頂は南峰2,471m, 北峰2,480mと2つのピークが存在する。蓼科高原の山麓駅(1,771m)から、北横岳と縞枯山の間にある山頂駅(2,237m)まで北八ヶ岳ロープウエイが運行。山頂近くに山小屋「北横岳ヒュッテ」もある。

北横岳のコース

北横岳周辺には複数のコースが入り乱れているため、厳密な意味でのコースバリエーションは多岐にわたる。大きく分けると南から登るコースと北から登るコースに分かれるが、大半の登山者は南から登っており、北側のコースを歩く登山者は少ない。
  • 北横岳のコース
  • その他コース
  • 北横岳ロープウェイコース
  • 蓼科高原のある山麓駅からロープウェイで山頂駅のある坪庭まで移動し、そこから北に向かって北横岳を目指すコース。
    ロープウェイを利用できるため小さな子供連れでも登ることが可能なため、最も利用者が多い。ロープウェイを利用せずに下道を歩いて登ることもできる。
  • 登り
  • 茶臼山・縞枯山縦走コース
  • 麦草峠から茶臼山・縞枯山を縦走して北横岳を目指すコース。下りは北横岳ロープウェイを利用すれば無理のないスケジュールで歩くことができる。
    細かく言うと、北横岳手前の雨池峠から三ッ岳を経由する難コースと、縞枯山荘や庭坪を経由するコースとに分かれている。両コースは北横岳ヒュッテ手前で合流する。
  • その他コース
  • 大河原峠コース
  • 北の大河原峠を起終点として登るコースで、北から登る場合、最も一般的なコース。
    天祥寺原経由と双子池・双子山経由、さらに双子池・双子山の場合、大岳経由(難コース)などコースは細かく分かれている。
    コースが細かく分かれているため、上りと下りで周回して大河原峠に戻ってこられる上、亀甲池や双子山・双子池など途中に見どころのある場所もある。
  • 下り
  • 竜源橋コース
  • 西の竜源橋から天祥寺原経由で登るコース。大河原峠に比べて見どころも少なくコース距離もやや長いので、利用者は少ない。
※コース名に厳密な名称はありません。
地図を持たない登山は危険ですので、必ず地図を持って登りましょう!

北八ヶ岳縦走の登山計画

前回、南八ヶ岳を縦走したときは渋の湯が出発点だったため、今回は北八ヶ岳の玄関口である麦草峠を出発点に。最終目的地は蓼科山だが、途中にある茶臼山・縞枯山・北横岳もついでに登る計画。コースで一部迷ったのは、雨池峠から三ツ岳・雨池山を経由するか、坪庭を経由するか。結局、標準コースタイムが短く楽そうな坪庭経由を選ぶことにした。

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北横岳コースレポート

麦草峠 ~ 茶臼山

【7:55】麦草峠に到着。
バスには10名ほどの登山者。ほぼ全員が北八ヶ岳方面の登山者と思っていたが、予想に反して自分以外の全員は南の丸山方面へ。みんなソロで登山装備だったので、ハイキングではなく天狗岳まで行ってそうな感じだった。

麦草峠は、交通の要となる峠だけあって多くの車が駐車している。トイレを済ませたあと、茶水池のある登山口に向かう。
【8:07】茶水池のある登山口に到着。
登山口はわかりやすく、すぐに見つけられた。第一目的地は茶臼山。その前に大石峠を通過する。
【8:17】10分ほどで大石峠に到着。
大石峠まで難所はなくすんなり到着。道は二股に分かれているので右側の道を進む。

大石峠から10分ほど進むと、中小場と呼ばれる景色の開けたガレ場に。中小場から茶臼山の全容が目に飛び込んでくる。高度は高くないものの、序盤から素晴らしい風景。

中小場から茶臼山まで、約30分ほど上り一辺倒のガレ場。本日最初の本格的な上り。この区間、景色が代わり映えしないため写真は1枚しか掲載していないが、結構長かった。まあ、序盤で体力MAX状態なので、問題はなかったが。
【8:54】茶臼山の山頂に到着。
茶臼山の山頂に展望はないが、歩いて数分の場所に展望台がある。景色が良いので展望台には必ず寄ったほうが良い。

茶臼山 ~ 縞枯山

【9:07】茶臼山を出発。
次なる目的地は縞枯山。少し下ったあとに縞枯山への上りとなる。縞枯山への上りは茶臼山に比べれば大したことはない。途中に縞枯山の展望台があるため、まずはそこを目指す。

【9:45】鞍部から約15分ほどで縞枯山の展望台に到着。
茶臼山同様に展望台は登山道から少し外れた場所にある。2分程度の距離なので、寄っておいたおいたほうが良い。

縞枯山の展望台に到着したあたりから霧が発生。ちょうど後ろから追いかけるように霧が迫ってきているので、先を急ぐことにした。

縞枯山の展望台からは、ほぼ平坦な道となり、山頂までは楽に辿り着ける。

縞枯山の展望台以降、登山者とパラパラすれ違うようになる。ロープウェイの山頂駅を起終点に周回コースを歩く登山者だろうか?
【9:50】縞枯山の山頂に到着。
木々に覆われ展望はない。展望はないため、休憩をとらずそのまま出発。

縞枯山 ~ 北横岳

次なる中間目的地は雨池峠。この縞枯山から雨池峠まで想像以上に下る。これから北横岳を登らなければならないので、後にやってくる登り返しを考えると、精神的に嫌な区間。

【10:06】雨池峠に到着。
雨池峠は北八ヶ岳の北部と南部の中間地点にある交通の要となる峠。雨池峠から真っすぐ進み三ツ岳を経由しても北横岳に到着できるが、難コースとされている上コースタイムも長いので、今回は予定通り坪庭経由で北横岳を目指す。
【11:06】北横岳に到着。
急いだ甲斐あって20分近く時短できたが、残念ながら山頂は濃霧で真っ白。肩で息をしながら汗だくで登ったのに無念・・。予定時間を45分巻いているので、その分山頂滞在時間を長くして霧が晴れるのは待つことに。ひとまず食事をしながら休憩。
北横岳北峰からは北側の展望のみ開けている。南峰よりも展望は狭い。その北側だが霧がなければ蓼科山が見えているはずだが、濃霧に隠れて見えず。
南峰で少し霧が晴れ展望が望めたため、「まあいっか」って感じ。12時を過ぎたので、時間に余裕はあるがボチボチ出発することに。

北横岳 ~ 亀甲池 ~ 天祥寺原

【12:12】北横岳の北峰を出発。
北横岳北峰の出発直後の谷の下に、血の池と呼ばれる小さな火口池がある。でも、谷の下にあるため降りることはできない。

次なる中間目的地は亀甲池。事前にわかってはいたが、北横岳2,480mから天祥寺原1,960mまで約500mグングンと高度を下げる。後の蓼科山2,531mへの登り返しを考えると憂鬱になる。登山道は平凡な道だが、北側は日当たりの影響か湿気が多く、苔やきのこが多数生息している。

北横岳の下山道で見かけたのは、男女4名1組の登山者のみと、南側の登山道に比べて極端に人が少ない。このグループは翌日に双子山で遭遇したので、大河原ヒュッテか双子池ヒュッテのどちらかに泊まったと思われる。

【13:13】亀甲池に到着。
北横岳から約1時間。あたりは静粛に包まれた寂しげな池。疲れたので休憩していたところ、天祥寺原から1人ソロ女性が歩いてきた。この時間だから、双子池経由で大河原峠に抜けるのだろう。

天祥寺原の手前に滝ノ湯川の源流がある。この滝ノ湯川は後に上川と合流し諏訪湖に流れ込む川。つまり諏訪湖に流れ込む水の源流。なお、この天祥寺原だが、一地点の名称ではなく、滝ノ湯川沿いに広がる一帯の名称。

【13:49】蓼科山への分岐地点に到着。
ここから蓼科山へ本格的な登り。ココ標高1960mから2,531mまで、約570m登らなければならない。自分で決めたこととは言え、気が滅入る・・。

To be continued...

関連レポート

北横岳コースタイム

予定 実際 場所
08:00 07:55 麦草峠
08:15 08:17 大石峠
09:05 08:54~09:07 茶臼山
09:45 09:50 縞枯山
10:15 10:06 雨池峠
11:45~12:45 11:06~12:12 北横岳
13:45 13:13 亀甲池
14:05 13:40 天祥寺原
14:20 13:49 蓼科山分岐
北八ヶ岳縦走標高グラフ 北八ヶ岳縦走標高グラフ

北横岳の難易度

難易度

12/30

総合難易度
必要体力 体力難易度2
コース距離 コース距離難易度3
所要時間 所要時間難易3
危険度 危険度難易度1

登山難易度 登山難易度5
小屋・水場 小屋・水場難易度0
アクセス アクセス難易度2

総合難易度 総合難易度4
※ 20,012歩(麦草峠~蓼科山頂ヒュッテまでの歩数)
評価基準の詳細はこちら。

麦草峠から北横岳までなら、縦走の初心者コースとして十分楽しめる。アップダウンはあるが、北横岳までなら許容範囲内で、日帰りも可能。疲れたなら北横岳からロープウェイで下山すれば良い。 天候が崩れかけており、北横岳を急いで登ったので、この区間はかなりキツかったが、普通に登ればたいした難易度ではない。

途中の茶臼山・縞枯山の展望台、北横岳の坪庭、北横岳の山頂と見どころはたくさんあるため、歩いていて退屈しないのが、このコースの魅力。

自然の水場は少ないが、スタート地点の麦草ヒュッテに始まり、縞枯山荘、北横岳ヒュッテ、と山小屋には恵まれている。お金さえ持っていけば「食事なし + 最低限の水」と軽装で登れる。

ガレ場が多いので、危険度は1にしたが、道迷い・滑落などの危険個所は皆無。
分岐は多いが、きちんと案内板が設置されているので、5万分1地形図の山と高原地図さえあれば、問題ない。エスケープルートもたくさんあるので、子供連れでも安心して歩ける。
ご質問・感想などコメント歓迎します。
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