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山小屋で最低限知っておくべき知識&ルールとマナー!

山小屋には、最低限の知っておくべき知識やルール・マナーがある。今回はその知識やルール・マナーについて書いてみた。まずは前提知識から。

山小屋の前提知識

有人山小屋イメージ

大弛小屋(有人山小屋)

テント泊以外で宿泊登山をする場合、必ず山小屋となる。

まず大前提だが、山小屋には有人山小屋と無人山小屋がある。原則、有人山小屋は予約制で、事前に電話で予約をしておくこと。山小屋の場合、宿泊拒否をすると登山者の生死に関わるので、予約なしでも大半は泊めてくれるが、山小屋に迷惑がかかるので宿泊予約をしておくことが基本マナー。ただし、たまに予約不要の山小屋もある。

それに対して無人山小屋の場合、寝床の確保は早い者勝ち。山小屋がいっぱいの場合、外でのテント泊になる。そのため、無人山小屋宿泊の場合、オフシーズンで満員にならない可能性が限りなく100%に近いか、よほど早く到着できる予定でない限り、テントを持参する必要がある。

山小屋の種類

山小屋には大きく3つの種類がある。

■ 山頂付近にある有人山小屋

基本、部屋の仕切りなどはなく大部屋に男女関わらず雑魚寝。食事は選択制で、食事の良さをウリにしている山小屋もあるが、基本は質に期待し過ぎないこと。トイレの大半はボットン便所で、キレイとは言えない場合が多い。風呂などもない。混雑状況によって、また山小屋によっては1つの布団で2、3人が寝るようになることもある。そのような山小屋で混雑が予想される場合は、シュラフを持参すると良い。逆に、完全予約制で詰め込まないことをウリにしている山小屋もある。

■ 麓にある有人山小屋

山小屋としているが、麓の場合は民宿並みの施設もある。ただし、ここでの説明はあくまで一般観光客が泊まらない、登山者やハイカー向けの施設が対象。部屋は個室であることが多いが、ソロだと大部屋になる場合もある。また、ソロの場合、混雑時は個室で2人、3人になることもある。山頂付近の山小屋に対して、布団は綺麗で食事の質も良い。一般的にトイレは水洗、施設によっては風呂もある。ただし、タオルなどアメニティ用品はないことが多い。

■ 無人山小屋

布団は基本なく、あっても使えないほど汚いことが多い。シュラフを持参して、空いている場所で雑魚寝となる。当然ながら食事は自炊で電気などもない。比較的、水場の近くに建てられていることが多いが、ケースバイケース。トイレは設置されていることもあるが、こちらもケースバイケースで、避難小屋による。山小屋自体は、無人だからといって汚いとは限らず施設によって異なる。

山小屋のルール・マナー

有人山小屋

蛭ヶ岳山荘(有人山小屋)

山小屋には独特のルール・マナーがあるので、抑えておく必要がある。

■ 山頂付近にある有人山小屋

時期にもよるが、山小屋到着は15~16時ごろを目指すこと。どんなに遅くても17時。偏屈な管理人の場合、到着が遅いと怒られることもある。寝る場所は管理人が決めるが、グループ別、男女別など配慮した配置を考えてくれる。食事は選択制で、だいたいの山小屋は自炊スペースがあるため、そこで自炊もできる。自炊の場合を除き、食事の時間は決まっており、概ね17~18時が定番。

消灯時間も決まっており、概ね20~21時が定番。談話室の有無は山小屋による。明日の朝が早い場合は、消灯までに準備を済ませておくこと。消灯時間を過ぎてザックをゴソゴソやるのはマナー違反。布団は敷いてくれるか自分で敷くかは、ケースバイケース。布団の上にザックを置くと、嫌がられるため置かないこと。(布団が汚れるため)朝は自分で畳んで、寝た場所に置いておくことが多い。

■ 麓にある有人山小屋

食事時間は決まっているが、山頂付近にある有人山小屋ほど厳格ではない。施設によっては風呂もあるが、石鹸や歯磨き粉などは使えない場合もある。消灯時間も決まっているが、個室の場合は周りの人に迷惑をかけない程度に融通も効かせやすい。あとは一般的な民宿のルールと同じ。山頂付近にある有人山小屋に比べて、独特のルールは少ない。

■ 無人山小屋

寝床の確保は早い者勝ちだが、場合によってはスペースを空けるため協力をしてあげること。消灯時間は決まっていないが、早い人は18時頃から寝ていたりするので、周りに寝ている人がいれば、寝床でのおしゃべりは避けるのが無難。外のベンチなどが、自然と談話スペースになっていたりするので、そのあたりで調理やおしゃべりをすれば良い。

無人山小屋でも21時を過ぎたら寝るのが無難。それ以上起きていたい場合は、小屋の外のベンチなど起きている人が集まっている場所があればそこに行く。有人山小屋同様に、遅い時間にザックをゴソゴソやらないこと。

避難小屋と山小屋の違い

山には避難小屋もある。避難小屋はもともと避難小屋として建てられたものと、有人山小屋が閉鎖し避難小屋となっているものがある。もともと避難小屋として建てられたものは、なんらかの管理体制の元にあり普通に泊まれる小屋もあるが、有人山小屋が閉鎖したパターンは、放置され荒廃し、とても泊まる気になれないような小屋もあるので注意すること。

ネットで宿泊情報のある避難小屋や、無人山小屋も兼ねている避難小屋なら良いが、基本は避難小屋なので、平時ではなく緊急時に泊まる場所。

無人山小屋室内

鷹ノ巣山避難小屋

避難小屋

五色沼避難小屋

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