単独(ソロ)VSグループ登山のメリット・デメリット
山に登る場合、単独(ソロ)で登る場合と、友人など複数人で登る場合とがある。自分は単独登山メインだが、それぞれメリット・デメリットがある。その内容をまとめてみた。
単独(ソロ)登山のメリット
- 自分のペースで登れる
- 単独最大のメリットがコレ!登るペースを同行者に合わせることなく、自分のペースで登ることができる。
- スケジュールの融通が効きやすい
- 事前に天候が悪くなりそうな場合など、急遽の中止・延期・前倒しなど自由にスケジュールを調整できる。
単独(ソロ)登山のデメリット
- 滑落や遭難など山岳事故に遭遇した場合、死亡に繋がりやすい
- 単独最大のデメリット!遭難や滑落などの事故に遭遇した場合、単独の場合は死に直結する可能性が高い。※1
- 自分の記念撮影が不便
- 記念撮影など、自分自身の写真撮影は、他登山者にお願いする必要がある。そのため、はっちゃけた写真などが撮りにくい。
- 寂しいときもある
- 誰も人が歩いていないような登山道では、寂しく感じる時もある。
- 車の場合、複数より交通費が割高となる
- 自家用車やレンタカー、タクシー利用の場合、複数に比べて交通費を折半できないため割高となる。特に公共交通機関で辿り着くのが困難な山の場合、このデメリットは大きい。
- 重い荷物を分散できない
- 特にテント泊の場合、重い荷物全てを自分自身で担ぎ登らなければならない。

※1.警察庁生活安全局地域課が調査した「平成29年中における山岳遭難の概況」のデータによると、遭難後の死亡率は複数6.7%に対して、単独16.7%と2倍以上高い。また、行方不明者も複数0.4%に対して、単独は2.9%と倍どころが7倍以上となる。
複数登山のメリット
- 会話により登山が楽しくなる
- 単純に複数で登ると、会話をしながら登るため、登山がより楽しくなる。
- サポートが受けられる
- 同行者が自分より熟練者の場合は、山登りを通じて知らない知識を得られたり、自分の力量では難しいコースでも、登ることができる場合もある。その他に、岩場で上から引っ張り挙げてくれるなど、ちょっとした助け合いも行える。
- 滑落や遭難など山岳事故での生還率がアップする
- 単独に比べて山岳事故にも対応しやすい。例えば、1人が滑落しても、もう1人が救助を呼びに行くなどできる。そのため生還率もアップする。
- 車の場合、単独より交通費が割安となる
- 自家用車やレンタカーの場合、交通費を折半できる。駅から長距離のタクシー利用も複数だと利用しやすい。
- 荷物を分散できる
- 特にテント泊の場合、重い荷物を分散して持ちあえる。
複数登山のデメリット
- 自分のペースで歩きにくい
- 複数登山における最大のデメリットがコレ。同行者のペースに合わせるため、ペースや休憩のタイミングなどお互いが気を使い、時には無理や我慢が必要となる。
- スケジュールの融通が効きにくい
- 天候が優れない場合でも、同行者の都合で中止・延期・前倒しなどの対応が難しい場合もある。
- 同行者が足手まといになる場合もある
- 同行者より自分の体力・技量の方が上の場合でも、同行者に合わせたスケジュールを組む必要がある。また、同行者のペースに合わせた結果、日暮れまでに下山できなかったなど、あまりにも体力・技量に差がありすぎると、足でまといになる場合もある。または、自分が足手まといになってしまう可能性もある。

書き出してみると、単独登山より複数登山の方がメリットは多かったです。やはり理想は気の合う仲間を見つけて登るのが良いということですかね。 以上、単独登山と複数登山のメリット・デメリットでした。それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、安心・安全な登山を楽しんでください。

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