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山と高原地図の破線ルートのレベルにはバラツキがある?!

山と高原地図における破線で記される難路指定のコース。破線ルートをいくつか歩いた登山者なら経験していることだが、破線ルートにはパターンがあり、難易度にもバラツキがある。「この程度で難路?」という事もあるが、とんでもなく難易度が高くコース言えないような場合もあり、登るには事前調査が重要となる。

破線ルート

破線ルートから登る場合、最低限やらなければならない準備は、コース状況のリサーチ。インターネット上で、歩きたい破線コースの記録を探し、写真やコメントからコース状況を確認し参考にする。できれば直近のものが望ましい。そして、破線ルートにはパターンがあり、どのパターンでどのぐらいの難易度かによっては装備自体も変わってくる。

破線ルートで難易度が高くなるパターン

破線ルートで、難易度が高くなるパターンを挙げてみた。
急登のガレ場
急登のガレ場は危険なため、難路指定されていることがある。ただし、他3つの要素に比べれば、特別な装備や技術も必要なく、心構えだけで対応可能な場合も多い。
荒廃した道
破線ルートは人も殆ど歩かないため、コース上に目印や踏み跡もなく廃れていることが多い。このようなコースは地図読み・ルートファイティングの技術がなければ道迷いや遭難の危機に直面する。
滑落の危険性が高い道
コース上がキレットになっているなど、滑落する可能性が高い道は難路指定されやすい。装備にヘルメットやロープ、技術ではロープワークなどが必要な場合もある。
沢沿いの道
コースは大抵ゴーロ(大きな岩が堆積した場所)で、岩を跳び移りながら登り、コース上が沢を横断している場所もあるため、多くは道がわかりづらい。また、増水でコースが水で溢れかえり、渡渉不可能な場合など、沢沿いの道は破線ルートの中でもあらゆる危険性をはらんでいる。誤って滑落すれば大ケガに繋がる可能性や、運良く沢に落ちても低体温症の危機に直面する。そのため、場合によっては沢登りの装備が必要。

難易度が低い破線ルートもあるので、「破線ルートでも楽勝!」って高を括っていると、難易度が高いコースに直面した時に、大事故に繋がる可能性もあるため、注意が必要。

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